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三菱電機、ベトナムに販売会社 重点市場として15年度に売上高80億円
三菱電機は14日、ベトナムに空調システムや家庭用電化製品の販売を手掛ける販売会社を設立したと発表した。写真は新会社が入居するSaigon Trade Center。 [写真拡大]
三菱電機は14日、ベトナムに空調システムや家庭用電化製品の販売を手掛ける販売会社を設立したと発表した。成長市場として期待されるベトナムでの販売強化を図り、2015年度に売上高80億円を目指す。
発表によると、同社はベトナムでこれまで主に代理店による間接販売を行ってきたが、ベトナムを重点市場のひとつと位置付け、総合販売会社を設立した。今後は、新会社を拠点に代理店との連携強化や直接販売網の構築を図っていくという。販売エリアの拡大に合わせて、首都ホーチミンに次ぐ大都市のハノイなどに事務所を設置することも視野に入れている。
新会社では、家庭用エアコンや業務用エアコンなどの空調システム、冷蔵庫や扇風機などの家庭用電化製品の販売から開始し、12年度にはFA製品の販売を行う計画。特にベトナムでは家庭用エアコンの普及率が2009年度で3.1%(同社調べ)とまだ低く、今後の需要拡大を見込んでいるという。同社は、富裕層から中間所得者層をターゲットとし、内部清掃が簡単にできる機能などを搭載した高付加価値機種も販売していく予定。
新会社の名称は、Mitsubishi Electric Vietnam Company Limited(三菱エレクトリック・ベトナム社)で、資本金は810万ドル(約6億5,000万円)。三菱エレクトリック・アジア社が70%、三菱電機が30%出資する。
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