菅総理の辞任は決まりそうにない!出遅れ銘柄の散発買い相場に=犬丸正寛の相場展望

2011年6月10日 16:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

来週(13日~17日)も、『政局を睨んだ相場』が予想される。菅総理が辞任を表明したのは6月2日。ずいぶん、日数が経過したと思われるが、まだ実際には日は浅い。総理としては、そう簡単には・・・・ということだろうか。

来週(13日~17日)も、『政局を睨んだ相場』が予想される。菅総理が辞任を表明したのは6月2日。ずいぶん、日数が経過したと思われるが、まだ実際には日は浅い。総理としては、そう簡単には・・・・ということだろうか。[写真拡大]

★引き続き、出遅れ銘柄の散発買い相場

  来週(13日~17日)も、『政局を睨んだ相場』が予想される。

  菅総理が辞任を表明したのは6月2日。ずいぶん、日数が経過したと思われるが、まだ実際には日は浅い。総理としては、そう簡単には・・・・ということだろうか。

  今、仮に、時計の針を10年ほど先に進めたとしよう。そのうえで、書物に記されるだろう菅内閣の成果、特徴はどういうものだろうか。どうも、あまり良いことは記されないように思われる。

  たとえば、

・3・11大震災に見舞われた不幸な内閣。 ・原発の放射能を撒き散らした内閣。 ・東電との間がうまくいかず、危機対応の敏捷性に欠けた内閣。 ・景気を悪くし、財政をさらに悪化させた内閣。 ・中国にコケにされ、ロシアから北方領土は返さないと言われた内閣。 ・子供手当てなど子供が好きな内閣。 ・第1次内閣(2010年9月)を含め、日経平均の1万円台は10年11月~11年3月までの短い期間しかなかった内閣。

・・・などなど、あまり芳しくないことばかりだ。

  大震災というアンラッキーな面はあったとはいえ、しかし、ピンチをチャンスに生かす腹の据わった政策もみられなかった。

  こうした、歴史に嬉しくない名を残したままではおもしろくないだろう。総理としては、せめて、「花道」は飾りたいのではないか。野党も花道くらい準備したらよいのではないかと思われるのだが。

  ということで、まだ、しばらくは菅総理の辞任は決まりそうにない。相場も、とくに主役の外国投資家は様子見だろう。引き続き、出遅れ銘柄の散発買い相場だろう。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

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