HP、「webOS」搭載タブレット「TouchPad」を米国で7月発売:499.99ドルから

2011年6月10日 14:46

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タブレット端末「TouchPad」の製品紹介サイト内で「webOS」の機能を解説するページ。

タブレット端末「TouchPad」の製品紹介サイト内で「webOS」の機能を解説するページ。[写真拡大]

 米ヒューレット・パッカード(HP)は9日、同社OS「webOS」を搭載するタブレット端末「TouchPad」を米国で7月1日に発売すると発表した。価格は16GBモデルが499.99ドルで、32GBモデルが599.99ドル。

 米調査会社ガートナーの4月の発表によると、2010年のタブレット端末でのOS別シェアでは、アップルの「iPad」に搭載される「iOS」が83.9%、グーグルの「アンドロイド(Android)」が14.2%で、2011年にはiOSが68.7%、アンドロイドが19.9%、webOSが4.0%と予想している(関連記事:タブレット端末、アップル「iPad」が15年までシェア首位=ガートナー)。iOSとアンドロイドの合計シェアが10年では9割、11年では8割以上と大多数を占めるが、webOSがどこまでシェアを獲得できるのか注目される。

 シニアバイスプレジデントのJon Rubinstein氏は声明で「HP TouchPadの競争力はwebOSにある」「プラットフォームの特徴や柔軟性で他の製品と差別化される」とコメントしている。

 米国外の地域では、英国、アイルランド、フランス、ドイツで7月初旬、カナダで7月中旬、イタリア、スペイン、オーストラリア、香港、ニュージーランド、シンガポールで今年後半に発売する予定。

 TouchPadは、ディスプレイに9.7インチXGA(1024x768)マルチタッチスクリーンを搭載。130万画素カメラ、光学センサー、加速度計、電子コンパス、ジャイロスコープなどを装備する。CPUはデュアルコアのAPQ8060(1.2GHz)。

 本体サイズは幅190mm、高さ240mm、厚み13.7mmで、重量は740グラム。

 その他の機能やスペックの詳細は、同社の製品紹介ページ(http://h41112.www4.hp.com/promo/webos/us/en/tablets/touchpad.html)で確認できる。

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