【銘柄診断】小林産業は業績上方修正で大震災特需思惑の再燃に期待

2011年6月6日 17:02

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  小林産業 <8077> は6日、2円安の168円と変わらずを挟み続落した。前週末3日大引け後に2011年10月期第2四半期累計・10月通期業績の上方修正を発表、東日本大震災関連の特需思惑で割り負け修正買い再燃に期待がかかる。

  業績修正のうち10月通期業績は、期初予想より売り上げを7億円、経常利益を2億3000万円それぞれ引き上げ、純利益を6000万円引き下げ、経常利益は6億3000万円(前期比47%増)と期初の連続減益予想が増益転換し、純利益は、1億8000万円(同12%減)と減益転換する。

  売り上げは、取扱商品の拡大や海外需要に支えられて上ぶれ、経常利益は、原価低減、経費節減で上方修正したが、純利益は、大震災で東北支店、東京支店が被災し損害額約3億1000万円を特別損失に計上することから下方修正された。

  株価は、大震災発生で年初来安値129円まで急落したが、ボルト・ナットの国内トップの建材商社として関連特需思惑を高め同高値193円まで急反騰、3分の1押し水準で売り買いが交錯していた。PER評価では割高だが、PBR0.6倍と割り負けており、リバウンド幅を拡大しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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