1100度の炎にも7秒間耐えられる特殊スーツ

2011年6月5日 19:00

印刷

記事提供元:スラド

 あるAnonymous Coward 曰く、

 耐熱素材「LTProtect」を販売するLamination Technologiesは、ロケットエンジンを搭載する超音速自動車「Bloodhound SSC」のドライバー、アンディ・グリーン氏が着用するドライバースーツを開発している(New Scientistの記事Lamination Technologies)。

ドライバースーツは3重の耐熱素材で作られ、摂氏1,000度を超える高温から着用者を保護できる新しい耐火素材が表面に使われる。この素材を1枚使用すると、1,100度の高温から7秒間、2枚重ねにすると12秒間は着用者を保護できるとのこと。場合によっては着用者が2度のやけどを負う可能性もあるとのことだが、同じ条件下で従来の耐火服を着用した場合は5秒で致命的なやけどを負うということなので、グリーン氏の強い味方になることだろう。

 動画で使用されたプロトタイプは消防士用のデザインで、実際にグリーン氏が着用するものは体にフィットしたドライバースーツらしいデザインになるとのことだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | テクノロジー | idle セクション

 関連ストーリー:
小型無人超音速実験機のプロトタイプ (愛称・オオワシ) 初飛行 2010年08月12日
成層圏からのスカイダイビング 2010年05月31日
極超音速旅客機が実現するか? 2008年02月08日
コンコルド(の一部)売ります 2007年10月02日
JAXAが小型超音速実験機の飛行実験に成功 2005年10月10日
日本とフランスの調和をめざし、次世代SSTを共同研究 2005年06月15日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事