「デジタル蟻」でウィルスを撃退、開発中のセキュリティーソフト

2011年6月3日 12:00

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記事提供元:スラド

  eggy 曰く、

 Wake Forest 大学の Errin Fulp 教授は、ネットワークセキュリティーにおける新しい試みとして、蟻の行動を真似するソフトウェアを開発中であるとのこと (SecurityWeek.com の記事本家 /. 記事より) 。

 Fulp 教授によれば、自然界の蟻は脅威から身を護ることに長けており、防衛機能を急速に強化させることができるうえ、侵入者を捕らえた後は素早く通常通りの行動パターンを再開させることができるのだそうだ。つまり、この蟻の性質を真似た「デジタル蟻の軍隊」を作りだすのだという。教授は、これまでのセキュリティーソフトと大きく異なるポイントとして、変化していく脅威に素早く対応できるようになることを挙げている。

 スマートグリッドのような電力網は今後サイバー攻撃の対象とされやすい事が目されるため、将来的には「デジタル蟻」を電力網に放ってウィルスの追跡をさせることを目的とし、今夏は Pacific Northwest National Laboratory と共同で「デジタル蟻」の訓練を行うとのこと。

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