ソフトバンク、夏季に消費電力を30%以上削減 フロアの3割閉鎖

2011年6月3日 13:34

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東京都文京区のソフトバンクショップ。ソフトバンクグループは2日、7月1日から9月22日までの間に、東京電力・東北電力管内のオフィスビルで消費電力の前年比30%以上削減を目指すと発表した。

東京都文京区のソフトバンクショップ。ソフトバンクグループは2日、7月1日から9月22日までの間に、東京電力・東北電力管内のオフィスビルで消費電力の前年比30%以上削減を目指すと発表した。[写真拡大]

 ソフトバンクグループは2日、7月1日から9月22日までの間、東京電力・東北電力管内のオフィスビルで消費電力の前年比30%以上削減を目指すと発表した。オフィスフロアの縮小や交代制の在宅勤務などを実施する。

 同社によると、オフィスフロアは、現在稼動しているフロア面積の30%以上縮小を目標に集約・閉鎖を実施。特に本社ビル(東京汐留ビルディング)では、使用エリア約25,000坪の30%以上を閉鎖し、空調設備や照明器具などの電力の使用を削減するという。

 閉鎖するエリアと使用エリアの境界には、空調効率を高めるために防火シャッターや衝立を設置するほか、使用するエリアでは室温を28℃に変更し、節電を図る。

 勤務形態については、従業員の約30%に相当する約3,000人の社員が交代で在宅勤務または直行直帰で勤務する計画。7月1日から勤務形態を緩和し、午前・午後での出社勤務と在宅勤務の組み合わせ、サマータイムの設定、休日出勤・休日の振替、残業の規制など、各部門で業務内容に応じて業務効率を下げないための施策を組み合わせて検討・実施するという。

 また、電力使用のピークタイムには、会社のパソコンの電源を切り、全社員に貸与しているタブレット端末「iPad」を活用した業務を推奨するとしている。

 6月1日からは、ドレスコードを緩和し、Tシャツやポロシャツなどでの勤務も認めている。

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