【銘柄診断】明電舎はエネルギー関連分野での展開力大きい、中期成長をにらむ

2011年6月1日 19:49

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  明電舎 <6508> は小幅往来の相場が続いている。前2011年3月期は売上げが1677億円と前々期比3%減、営業利益が58億円と同74%増を確保。今2012年3月期も、売上げ1850億円(前期比10%増)、営業利益70億円(同21%増)と連続増益が見込まれている。

  それにも関わらず株価が反応しないのは既に株価が大きく買い上げられているため。ちなみに直近のPERは今3月期予想ベースで32倍に達している。まだ利益が株価を押し上げる水準にまでアップしていない。

  ただ将来の低炭素社会に向けて、重電技術を新しい領域にシフトしており、電気自動車用モータ・インバータ、電力変換製品、風力発電製品、真空コンデンサなどのコンポーネント製品を中心とした新事業成長エンジンに育成する方針。更に、スマートグリッドや、従来事業の水環境、電鉄、動力計測でも新製品・新規開拓により強化を図る意向で新エネルギー関連として中期的な展開力に強気の声は強い。期待感をベースに業績増額などの好材料浮上を待つかたちで底堅い展開が続きそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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