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【銘柄診断】カネカは中期計画の達成が流動的になり、成長評価に一巡感が強い
カネカ <4118> は5月2日に高値トライの動きを見せたがそこから伸びきれず、以後は下値模索の展開を余儀なくされている。
業績は好調で前2011年3月期は営業利益212億円と前々期比21%増益を確保、今2012年3月期も営業利益250億円と前期比18%増益が見込まれている。それにも関わらず株価の評価が低い。これは今3月期の利益水準では来2013年3月期に営業利益550億円確保を目指す中期計画「ACT2012」の達成が難しいのではとの見方を引き出していることによるもの。
ただ、電子機器メーカー向けの高機能性フィルムや太陽電池などのエレクトロニクス事業、日用品から産業資材まで幅広い用途に使用される塩化ビニール樹脂等の化成品事業、そして医薬中間体や機能性食品素材、カテーテル等の医療機器を生産しているライフサイエンス事業などが好調に推移、先行き上方修正も十分に考えられるところ。そこらあたりをウオッチする展開になりそう。LED照明に続き、次世代の省エネルギー型照明として有機EL照明への展開も注目される点。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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