【銘柄診断】櫻護謨は復興需要の増加に期待、株価は悪材料の織り込みを終える

2011年5月29日 13:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  櫻護謨 <5189> は3月16日の年初来安値155円から一段水準を引き上げたポジションでのもみ合い展開。同社は消防ホースをはじめとする消防・防災用品と防災・救助資機材など消防・防災事業が売上げの過半を占めることで、復興関連としての要素を抱えているにも関わらず、人気の圏外に放置されている。低迷している業績が響いているようだ。

  前2011年3月期に売上げ76億円(前々期比25%減)、営業利益4億3400万円(同61%減)と大きく落ち込んだ業績は今2012年3月期売上げ70億円(前期比9%減)、営業利益3億5000万円(同19%減)へさらに一段と低下する見通しだ。

  景気対策である「生活対策」、「経済危機対策」などの補正予算関連の執行が一巡、防災・救助資機材の販売が減少したことが業績低迷の最大の要因。ただ、今3月期について言えば復興に伴う需要増が想定される状況で、必ずしも環境は悪くないと思われる。

  株価は悪材料をこなした状態にあり、かつPBR0.6倍と下値不安は乏しい。業績をウオッチしながら上値をうかがう動きが想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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