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【銘柄診断】クラレは環境型ビジネスの創出で持続的に成長する化学企業目指す
クラレ <3405> は大震災前の水準を取り戻し、なおかつ新展開入りをうかがう強い動きを見せている。株価強調のベースは好業績。
前2011年3月期の営業利益531億円(前々期比74%増)の大幅増益に続き、今2012年3月期も営業利益600億円(前期比13%増)と2ケタ増益が見込まれている。
収益性の高い製品が業績をけん引する。世界シェア8割を握る液晶ディスプレー向け偏光板部材「ポバールフィルム」や、気体の遮断性能に優れるエバール樹脂製ガソリンタンクの販売が伸びる見通しだ。ポバール樹脂はアジアでの需要が堅調に推移し、欧米でも拡大を見込んでいる。光学用ポバールフィルムは液晶関連需要が引続き好調に推移する見込みで、さらなる大型の新ライン増設を計画している。
同社は2006年に「10年企業ビジョン」を策定し、持続的に成長するスペシャリティ化学企業を目指している。その根幹を成すのは市場成長力が高く、当社の技術ポテンシャルが発揮できる重点領域へ経営資源の投入。太陽エネルギー(太陽電池パネル封止材、集光型太陽光発電向けレンズ等)や水素エネルギー(燃料電池材料等)の強化で、環境指向型ビジネスの創出を目指している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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