【銘柄診断】ワイエイシイは小型好業績株買いに太陽電池関連人気がオン急反発

　　ワイエイシイ <6298> は２５日、１８円高の８００円まで上げて５月２０日につけた年初来高値８１２円を意識する動きを強めた。終値は８円高の７９０円と反発した。

　　５月１３日の３月期決算の発表を受けてストップ高を演じたことから様変わりの高人気が続いており、今期業績の大幅続伸を予想している小型好実態株買いに太陽電池製造装置を展開する省エネ関連人気が上乗せし、割安修正が期待されている。

　　同社の業績は、前期業績が、昨年１０月の下方修正値を下ぶれたもののＶ字回復し、今期はさらに大幅続伸が予想された。

　　前期業績の下ぶれは、一部製品の納期の次期ズレ込みなどを要因としているが、今期業績の続伸は、半導体・液晶製造装置の堅調推移や太陽電池製造装置のラインアップ拡大、さらにＦＥＬ（フィールド・エミッション・ランプ）の製品化などを要因としている。

　　純利益は、前期の３億９５００万円（前々期実績１１００万円の黒字）の底放れから９億円（前期比２．２倍）と高変化する。

　　株価は、東日本大震災発生で年初来安値４６０円まで急落、原発事故、計画停電などによる電力不足関連株の一角として震災前の水準を回復、決算発表とともに急伸した。なおＰＥＲ８倍台、ＰＢＲ０．６倍の割安修正を試そう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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