【銘柄診断】三菱ケミカルホールディングスは新展開へのステップアップを狙う

2011年5月20日 18:13

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  三菱ケミカルホールディングス <4188> は震災前の水準を取り戻し、次は年初来高値挑戦へステップアップしていきそう。電子関連製品の機能商品、医薬品などのヘルスケア分野が好調に推移、前2011年3月期は営業利益2264億円(前々期663億円)の大幅増益を達成した。

  三菱レイヨンを子会社化した特殊要因もあるが、これまでのピーク利益である2006年3月期の1336億円を大きく更新した収益力向上は評価される要因だ。

  今2012年3月期は東日本大震災による影響が及ぶため営業利益は2060億円と前期比9%減の見通しでスタートした。2016年3月期を最終年度とする中期経営計画では来2013年3月期の営業利益2300億円をあるべき姿として想定しており、仮に今期減益にとどまったとしても、基本的な成長路線に乗りつつあると判断できる。

  PERは今3月期の会社側の慎重な見通しでも9倍台に過ぎない。来期以降を見据えればより割安感が強まる方向にある。高値もみ合い離れが訪れそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
電子書籍関連銘柄特集(3)=競争が一段と激化するタブレット型携帯端末市場(2011/05/10)
地熱発電特集(4):地熱発電を国内・海外で事業展開する主要な関連企業(2011/05/08)
株式評論家・犬丸正寛の『時を買え投資法』で着実に稼ぐ、メールマガジンが創刊!シンプルに注目銘柄を紹介(2011/04/01)
日刊株式投資情報新聞(無料)が創刊!株式投資のための投資情報メルマガがスタート(2011/04/01)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事