【銘柄診断】芦森工業は復興への動きが本格化する中、防災用品等の伸びに期待

2011年5月20日 18:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  芦森工業 <3526> は4月18日に143円の震災後の高値を示現したが、その後は売り圧力に押される展開になっている。

  前2011年3月期に営業利益7億5100万円と前々期比35%の大幅増益を達成した反動もあってか、今2012年3月期は売上げこそ410億円と前期比3%増を見込むが、営業利益は2億5000万円と同67%の大幅減益見通しが明らかになり、売りが先行する流れとなっている。

  売上げのうち自動車用シートベルト、エアバッグ及び内装品等自動車安全部品が約76%を占めるが、ここへきての自動車株、および部品株が復旧への期待から強調に転じる中、同社にもそうした物色人気の矛先が向かうことが予想される。

  また、消防用ホース、消火栓用ホース、産業用ホース及び防災用品等を手掛ける防災事業を抱えているほか、下水道分野の大口径管更生工法「パルテム・フローリング工法」なども扱っており、今後の復興へ向けては需要増が期待されるところ。目先の悪材料出尽くしから出直り相場を模索する展開になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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