米マイクロソフト、スカイプを買収か=WSJ報道

2011年5月10日 13:40

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スカイプでビデオチャット機能を利用しているところ

スカイプでビデオチャット機能を利用しているところ[写真拡大]

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は9日、米マイクロソフト(MS)がインターネット電話のスカイプ・テクノロジーズ(Skype Technologies)を70億~80億ドル(約5,600億~6,400億円)で買収する見通しだと報じた(WSJの報道)。早ければ米国時間10日にも発表される可能性があるという。

 同紙によると、買収の情報は関係筋から得たものだが、交渉は完結しておらず、決裂する可能性もまだ残っているという。また、MSとスカイプはコメントを拒んだとしている。

 スカイプは2003年の設立。利用者はインターネットを通じて無料の音声通話ができるほか、固定電話や携帯電話と通話できる有料サービスを展開している。同社によると、10年4-6月期の月間平均接続ユーザー数は1億2,400万人。MSにはネット関連サービスの強化を図る狙いがあると見られる。

 2005年には米インターネット競売大手イーベイ(eBay)に31億ドルで買収されたが、2009年にはイーベイが投資家グループに約70%の株式を売却していた。

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