関連記事
「水」関連銘柄特集(3)=水ビジネス関連領域は装置・処理設備・プラントなど
水ビジネスの関連領域としては、上下水道のインフラ・高度処理設備(上下水道菅、浄水場、下水処理場)、海水淡水化プラント、産業排水の処理・再利用設備、工業用純水製造装置、下水汚泥の再資源化設備、河川・湖沼などの水質浄化設備、農業用水・灌漑設備、および水中ポンプ・水処理膜(逆浸透膜、精密ろ過膜など)・薬品・吸着剤・微生物などの部材、上下水道の運営管理・料金徴収サービスなどがある。[写真拡大]
【2025年の世界の取水量は2000年に比べて約3割増加】
■水ビジネス関連領域は、装置・処理設備・プラント、部材、運営サービスなど
水ビジネスの関連領域としては、上下水道のインフラ・高度処理設備(上下水道菅、浄水場、下水処理場)、海水淡水化プラント、産業排水の処理・再利用設備、工業用純水製造装置、下水汚泥の再資源化設備、河川・湖沼などの水質浄化設備、農業用水・灌漑設備、および水中ポンプ・水処理膜(逆浸透膜、精密ろ過膜など)・薬品・吸着剤・微生物などの部材、上下水道の運営管理・料金徴収サービスなどがある。さらに、家庭用浄水器やミネラルウォーターなども関連領域と言えるだろう。
上下水道事業は、国民生活に不可欠なライフラインであるため、国や地方自治体が行なうケースが多い。しかし、自治体の財政面での制約などで、民間活力導入への期待も大きく、世界的に見れば欧州を中心に民営化が進んできた。そして世界の民営化された水道事業市場は、給水人口ベースで見ると1999年の3.5億人から2009年には8億人に拡大している。
世界の水ビジネス市場の主要企業を見ると、水メジャーと呼ばれるスエズ社(仏)、ヴェオリア社(仏)をはじめ、SAUR社(仏)、Agbar社(スペイン)、RWE社(独)、テムズ社(英)など、欧州系の総合水道事業会社が上位を占めている。特に、早くから水道事業が民営化した仏では、水メジャーが自国における水道事業の運営・管理を通じて、設備設計・調達・建設から事業運営・管理まで、一貫して受託するノウハウを蓄積したことが強みとされている。
ただし最近では、GE社(米)やシーメンス(独)などが事業を強化していることに加えて、ハイフラックス社(シンガポール)や斗山社(韓国)なども政府の支援を得て、中国、中東、北アフリカなどで受注攻勢を強めている。そして市場拡大とともに、技術面での差別化が困難になってきたことや、新興国の現地企業の台頭などもあり、欧州系水メジャーの世界シェアは2001年の73%をピークとして、2009年には34%に低下しているという。
【参考:水処理関連銘柄一覧】 日立プラントサービス <1751> (JQS)=水処理機 富士電機E&C <1775> (東2)=水処理機 日本工営 <1954> (東1)=水処理装置 日揮 <1963> (東1)=プラント アタカ大機 <1978> (東1)=水処理機 日本上下水道設計 <2325> (東2)=水処理装置 双日 <2768> (東1)=プラント クリエイト <3024> (JQS)=水処理機 東洋紡 <3101> (東1)=水処理膜 クラボウ <3106> (東1)=水処理機 トーエル <3361> (JQS)=飲料水 帝人 <3401> (東1)=水処理膜 東レ <3402> (東1)=水処理膜 クラレ <3405> (東1)=水処理膜 旭化成 <3407> (東1)=水処理膜 大王製紙 <3880> (東1)=水処理機 日本化成 <4007> (東1)=水処理機 戸田工業 <4100> (東1)=水処理機 三菱ケミカルホールディングス <4188> (東1)=水処理装置 ダイセル化学工業 <4202> (東1)=水処理膜 野村総合研究所 <4307> (東1)=水処理装置 ダイオーズ <4653> (東1)=飲料水 日本ガイシ <5333> (東1)=プラント、水処理機 新日本製鐵 <5401> (東1)=水処理装置 ジェイ エフ イー ホールディングス <5411> (東1)=水処理装置 住友金属鉱山 <5713> (東1)=水処理装置 古河機械金属 <5715> (東1)=水処理装置 野村マイクロ・サイエンス <6254> (JQS)=水処理装置 神鋼環境ソリューション <6299> (東1)=水処理装置 住友重機械工業 <6302> (東1)=水処理装置 ササクラ <6303> (大2)=海水淡水化 クボタ <6326> (東1)=水処理膜 東洋エンジニアリング <6330> (東1)=水処理装置 三菱化工機 <6331> (東1)=水処理装置 月島機械 <6332> (東1)=水処理装置 鶴見製作所 <6351> (東1)=水処理装置 荏原 <6361> (東1)=プラント 酉島製作所 <6363> (東1)=プラント 千代田化工建設 <6366> (東1)=プラント オルガノ <6368> (東1)=プラント 栗田工業 <6370> (東1)=プラント 水道機工 <6403> (JQS)=水処理装置 前澤工業 <6489> (東1)=水処理装置 日立製作所 <6501> (東1)=水処理装置 三菱電機 <6503> (東1)=水処理装置 富士電機ホールディングス <6504> (東1)=海水淡水化、水処理装置 安川電機 <6506> (東1)=水処理装置 OSGコーポレーション <6757> (JQS)=整水機器 日本トリム <6788> (東1)=整水機器 日東電工 <6988> (東1)=水処理膜 三井造船 <7003> (東1)=プラント 日立造船 <7004> (東1)=プラント 三菱重工業 <7011> (東1)=プラント IHI <7013> (東1)=プラント 伊藤忠商事 <8001> (東1)=海水淡水化、プラント運営 丸紅 <8002> (東1)=海水淡水化、プラント運営 豊田通商 <8015> (東1)=プラント 三井物産 <8031> (東1)=海水淡水化、プラント運営 住友商事 <8053> (東1)=海水淡水化、プラント運営 三菱商事 <8058> (東1)=海水淡水化、プラント運営 ダイセキ <9793> (東1)=プラント (情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・「水」関連銘柄特集=水需要の増加と水資源の不足で水ビジネス市場が拡大(2011/04/29)
・【話題株】イオンの大規模アウトレットモールが好調スタート(2011/04/29)
・犬丸正寛の『時を買え投資法』で着実に稼ぐ、メールマガジンが創刊!シンプルに銘柄を紹介(2011/02/02)
・日刊株式投資情報新聞(無料)が創刊!株式投資のための投資情報メルマガがスタート(2011/02/26)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク