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【注目の決算発表】TDKは今期業績未定予想も織り込み済みで続急伸
TDK<6762>(東1)は28日、175円高の4205円まで上げて130円高の4160円と続伸した。前27日大引け後に3月期決算を発表、前期は、期初予想通りに大幅増益で着地し、今期業績を未定と予想したが、織り込み済みとして底上げ期待の買い物が増勢となっている。[写真拡大]
★底上げ期待の買い物が増勢
TDK <6762> は28日、175円高の4205円まで上げて130円高の4160円と続伸した。前27日大引け後に3月期決算を発表、前期は、期初予想通りに大幅増益で着地し、今期業績を未定と予想したが、織り込み済みとして底上げ期待の買い物が増勢となっている。
前日の米国市場で同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して21円高(円換算値)で引けたこともサポートしている。
同社は、HDD部品納入先で密接なサムスン電子が、HDD事業をシーゲート社に売却したことからHDD部品の先行きが不透明化するとして懸念材料視されていた。
前期業績は、前々期比8%増収、2.7倍税引前純益増益、3.3倍純益増益と続伸した。HDD用ヘッド、HDD用サスペンションなどの記録デバイス事業は、売価下落と円高が重なり減収となったが、スマートフォンを中心とした通信機器市場向けにインダクティブデバイス事業の販売が大幅に増加し、高周波部品も続伸したことなどが寄与した。
今期業績は、東日本大震災の影響により同社製品の生産水準が見通せず、合理的な業績予想が算定できないとして未定とした。
株価は、大震災発生で4225円まで売られ、サムスン電子のHDD事業売却を外資系証券がネガティブに評価したことが追い討ちとなってさらに年初来安値3875円まで二段下げし、200円幅のリバウンドをしたところである。一段の戻りを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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