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シーゲイト、サムスンのHDD事業を約14億ドルで買収
ハードディスク(HDD)大手の米シーゲイト・テクノロジーは19日、韓国サムスン電子のHDD事業を13億7,500万ドルで買収することで合意したと発表した。
同社によると、両社はHDD事業のほかに、特許のクロスライセンス契約の強化、シーゲートの法人向けソリッド・ステート・ドライブ(SSD)などにサムスンがNAND型フラッシュメモリを供給すること、サムスンのPC、家電製品向けにシーゲートがディスクドライブを供給すること、法人向けストレージサービスの共同開発などで合意した。
HDD事業の買収にあたって、サムスンは6億8,750万ドルの現金と6億8,750万ドル相当のシーゲートの普通株式を受け取る。これによって、サムスンはシーゲート株式の9.6%を保有することになり、シーゲートに取締役を派遣する権利を得る。
シーゲートのスティーブ・ルソー社長兼最高経営責任者(CEO)は声明で「両社の技術、製品を強化できる形でサムスンとの戦略的な提携を強化できることを喜ばしく思う」「今回の合意によって、サムスンとの長期的な関係を促進しながら、さらに規模を拡大し、広範囲にわたる革新的なストレージ製品・ソリューションを顧客に提供したい」と述べている。
HDD市場では、3月に最大手の米ウエスタンデジタル(WD)が第4位の日立製作所子会社、日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)を約43億ドルで買収することで日立と合意している(関連記事)。
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