【復興特需関連株】大林組は海水・砂を使用する新セメントを開発、復興需要増に期待

2011年4月19日 18:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  大林組 <1802> は他のゼネコン各社が復旧関連株として人気を集め年初来高値圏に進んだのに対し、依然年初来高値に届かないやや不本意な展開となっている。

  大阪地盤ということが若干人気面でハンデとなっているようだ。ただ、復興作業では宮城県の避難所にプレハブ住宅を提供するなど迅速な対応を見せており、今後の本格的な復興需要への期待が強まっている。

  さらに、このほど沿岸地域で調達可能な海水や砂を素材とする高耐久・高強度の海水練り・海砂コンクリートを開発した。これにより、真水や良質の陸砂の確保が困難な国内外の沿岸地域や離島でも材料が現地で容易に調達できる。

  コンクリート工事のコストを10%削減、運搬に伴うCO2排出量を40%削減することが可能で、東日本大震災からの復興を目指す東北地方を中心に港湾関連の建設需要が高まっている状況下、材料面で大きくアピールする要因になりそう。前2011年3月期に黒字転換したのに続いて今2012年3月期も続伸が想定されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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