サイバーエージェント、Facebookマーケティング事業を強化:専門部署を設立

2011年4月15日 14:24

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サイバーエージェントが開設したFacebookページ「フェイスブックマーケティングラボ」

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 サイバーエージェントは15日、SNS「Facebook」内に企業などの専用ページを開設できる「Facebookページ」の開設・運用支援、Facebook内のターゲティング広告である「Facebook Ads」の運用、効果改善に特化した専門部署「Facebookマーケティング事業部」を1日付で設立したと発表した。これによってFacebookマーケティング関連サービスの拡充を図っていくという。

 同社広報によると、「Facebookページ」の開設・運用支援では、ページの制作や投稿などの運用代行を請け負うほか、ファンの獲得・増加などに向けたコンサルティングを行う。料金は、制作が30万円からで、運用・コンサルティングは10万円から。「Facebook Ads」の運用では広告出稿を代行し、単価調整などの運用管理を行う。

 同社は、自然言語解析エンジンを開発するメタデータ(東京都文京区)と提携し、Facebook Adsのターゲティング精度の向上を目的とした「意味解析型広告ターゲティング支援ツール」の提供を開始したことも発表した。サイバーエージェント広報によると、同ツールは、クローリングで蓄積したデータを基に、高い広告効果が得られる見込みの高いターゲティング設定についての参考指標を提供するもの。サイバーエージェントからFacebook Adsを出稿する企業に無償で提供するという。

 同社はまた、Facebookページ「フェイスブックマーケティングラボ」を新たに開設。Facebookをなどのソーシャルメディアマーケティングに関する情報発信を積極的に行っていくという。

 同社は、今年末までにFacebookマーケティングにおける取引社数100社を目指すとしている。

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