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神戸から被災地へ、届いてほしい、がんばれの想い
ホテルオークラ神戸は、東日本大震災より1ヶ月となる11日、午後7時より午後9時まで、客室の明かりを利用してホテルタワーの東面に「ファイト」、南面に「日本」の文字をライトアップし、東北・関東の方々を応援するメッセージを発信した。
同ホテルでは、1995年の阪神淡路大震災の際、建物内外に被害を受け、約1 カ月半休業。懸命の復旧作業により3月1日から営業再開を決定した際、ホテル従業員から神戸の人々へ「共にがんばろう」という思いを届けようと声が上がり、営業再開直前の同年2月21日より1週間、ホテルタワーに「ファイト」の文字をライトアップしたという経緯があった。まだ真っ暗な被災地・神戸の夜を明るく照らした「ファイト」の明かりを見た人々から「勇気をもらった」などたくさんの感謝と励ましの言葉が届き、この経験が今も従業員の「希望」の象徴であり、語り継がれるエピソードとなっているという。
そこで地震発生から1ヶ月が経ち、被災地がこれから復興に向けて歩み始める時期となることを考え、阪神淡路大震災から復興を果たした神戸の元気な姿と励ましのエールを発信することとした。これには被災者に勇気と希望を少しでも感じてほしという思いが込められているという。
また、神戸みなとのもり公園では、3月20日に予定していた「わぃわぃ春まつり」を一旦延期にしたが、4月16日に東北地方太平洋沖地震第一回日被災地支援イベント「神戸から元気を!」として開催する。みなとのもり公園が、16年前に様々な人からもらった「元気」を次世代に伝えるための公園であることを踏まえ、今後は、被災地支援募金など被災地を励ますための活動を中心に、今後継続的に支援イベントを実行していくという。
被災地としての痛みを知る神戸からの想いが、東北地方の被災地へ届くことを願うばかりである。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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