HTV2号機、大気圏再突入は3月30日

2011年3月23日 19:00

印刷

記事提供元:sorae.jp

Image credit: NASA

Image credit: NASA[写真拡大]

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月22日、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングしている宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)のドッキング解除を3月29日、大気圏再突入を3月30日に行うと発表した。

 米航空宇宙局(NASA)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、HTV2号機の搭載物の搬出作業が完了し、現在、ISSの不要品の積み込み作業が引き続き行われている。また、地震の影響で中断していた筑波宇宙センター(TKSC)の運用管制も3月22日16時から再開したという。

 HTV2号機のドッキング解除作業は3月29日に行われる予定で、ISSのロボットアーム(SSRMS)を使って、ISSから取り外した後、3月29日0時45分頃にISSから分離する。ISSから切り離されたHTV2号機はそのまま地球周回軌道を周回し、3月30日12時10分頃に大気圏再突入を行う予定。

 写真=NASA。

 ■宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)の国際宇宙ステーションからの分離及び再突入の予定日の決定について
http://www.jaxa.jp/press/2011/03/20110322_kounotori2_j.html

 【関連記事】
筑波宇宙センターが被災、HTVの運用にも影響か
HTV2号機、結合ポートを戻す
HTV2号機、結合ポートを変更
HTV2号機の曝露パレットを「きぼう」から収納、結合ポートの変更は2月18日
HTV2号機の曝露パレットを日本実験棟「きぼう」に移設

関連記事