建物内の生存者を探知できる無人ヘリ

2011年3月22日 19:50

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記事提供元:スラド

  cheez 曰く、

 米TiaLinx社が遠隔操作で建物内の人物などを探索できる小型無人ヘリ「フェニックス 40-A」を発表した(sUAS News本家/.)。

 フェニックス40-Aは複数のギガヘルツ帯を利用した超広帯域域無線(UWB:Ultra Wide Band)のセンサー・アレイが搭載されており、遠隔からのモーション探知および呼吸検知による静止生命体の探知が可能とのこと。超広帯域無線信号を利用することである程度の厚さのコンクリートも透過できるといい、ターゲットからの反射をレシーバー側で処理し内部の様子を浮き彫りにするとのこと。操作は陸や空の拠点から遠隔で行うことができ、GPSでのプログラム飛行に加えて搭載されたカメラを通じたモニタリングを昼夜を問わず行うことができる。

 開発には米軍がスポンサーになっており、装置の更なる小型化を実現できたとしている。「フェニックス40-A」は建物の構造解析や地雷探知、また災害時における倒壊建物内の生存者探索などに活用されるとのことだ。

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