【株式市場のリスク要因を探る】インフレリスク=新興国の景気に与える悪影響

2011年3月6日 16:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■世界的インフレ圧力に警戒感

  原油、金属資源、食糧などの価格上昇が加速し、世界的にインフレ圧力が警戒されている。世界的な実需の拡大、主要各国の金融緩和策、中東・北アフリカ政情の不安定化懸念などが背景にあるが、こうしたインフレ圧力が、新興国を中心として景気に与える悪影響に対して警戒感が広がっている。

  そしてインフレ圧力を抑えるために、中国、インド、ブラジル、ロシアなどの新興国では利上げが相次いでおり、EUや英国でも早期利上げの観測が広がっている。

  こうしたインフレリスクは、新興国の経済成長減速、原材料高による企業業績の下押し圧力、そして世界的な過剰流動性の後退につながるという警戒感が広がっているため、引き続き弱材料視される可能性があるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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