グリー、角川書店と提携:ソーシャル電子書籍アプリを提供

2011年2月24日 17:41

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グリーのSNSサイト「GREE」(PC版)

グリーのSNSサイト「GREE」(PC版)[写真拡大]

 角川グループホールディングスとグリーは24日、業務提携すると発表した。「涼宮ハルヒの憂鬱」など角川グループのコンテンツを活用したソーシャルアプリをグリーのSNS「GREE」上で提供する。

 発表によると、今回の提携は角川グループのコンテンツ力と「GREE」の会員基盤・ソーシャル性を組み合わせて両社の収益の最大化を目指すもの。

 両社は、友人と書籍を相互に紹介したり、本棚や書評を共有する機能をもった電子書籍のアプリ「ソーシャル電子書籍アプリ」を今夏をめどに提供する。将来的には、複数の友人と読み進めたり、複数のユーザーの選択によってストーリーが変わっていくなど、ソーシャル性をもった新コンテンツの開発も共同で行っていくという。

 両社は角川グループの映画、アニメ等のコンテンツを活用したソーシャルアプリも提供する。第一弾として、現在アニメ放映中のライトノベル「GOSICK」のソーシャルアプリを近日中に提供する予定。「涼宮ハルヒの憂鬱」「源氏物語」「ぺらぶ! a cappella love!?」も順次提供していく予定。

 また、両社は共同プロモーションも展開していく。角川のリアル書店での書籍の商品オビや販促物に二次元コードを付記し、そこからアクセスすることでソーシャルアプリの限定アイテムを付与するなど、両社のサービス・メディアを連携した取り組みを実施する。

 第一弾として、提供予定のソーシャルアプリ「GOSICK」で、角川の電子書籍プラットフォーム「BOOK☆WALKER」上の「GOSICK」原作を購入すると、そこでしか手に入らないアイテムをプレゼントするキャンペーンを3月中旬から展開する。

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