【特集】(3)世界最大のSNS!『フェイスブック』の収益源は広告

2011年2月21日 09:33

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)では、登録会員が匿名(ハンドルネーム)を使用するサイトも少なくない。これに対してフェイスブック(Facebook)の場合は、基本的に実名を使用することが最大の特徴と言われている。

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)では、登録会員が匿名(ハンドルネーム)を使用するサイトも少なくない。これに対してフェイスブック(Facebook)の場合は、基本的に実名を使用することが最大の特徴と言われている。[写真拡大]

【広告・マーケティング媒体としては世界首位級の価値】

■実名登録が特徴のフェイスブック

  SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)では、登録会員が匿名(ハンドルネーム)を使用するサイトも少なくない。これに対してフェイスブック(Facebook)の場合は、基本的に実名を使用することが最大の特徴と言われている。フェイスブックは「リアルの社会をそのままデジタルの世界へ」という思想でサイトを運営しているため、利用者は顔写真付きの自己紹介文を掲載し、プライバシーをインターネット上に公開することになる。偽名や、複数のアカウントを持つことは許されない。そして友達同士が、サイト上で会話やゲームを楽しみながら、気に入った言葉・商品・サービスなどを見つけて「いいね!」と褒め合う。

  クローズドでプライベートな空間を目指すのか、グローバルな友達同士のつながりを目指すのか、特定の人とのつながりを目指すのか、知らない不特定多数とのつながりを目指すのか、新たな友達を探すのかなど、SNSにはそれぞれサイト運営者の思想や価値観の違いがあり、その仕組みや使い方にも特徴がある。フェイスブックの場合は、プライバシーや著作権の保護が課題という指摘もあるが、利用者が互いに顔写真付きで実名だから安心と感じることが人気の一因のようだ。ファンページで自分や自社に対する評価を知ることもでき、口コミ効果に加えて、効果的なインターネット広告や閲覧サービスも可能になる。

■広告・マーケティング媒体としては世界首位級の価値

  またSNSの収益源は、サイトに掲載するインターネット広告からの収入が基本であり、フェイスブックの売上高は2010年12月期で約20億ドルの模様である。フェイスブックは、すでに世界で約6億人の利用者を抱えていることを勘案すると、広告・マーケティング媒体としては世界首位級の価値を持つとも言えるだろう。

  フェイスブックは、独自のアプリケーションのほか、ユーザーが開発したアプリが数多く開発されフェイスブックのツールとして公開されている。代表的なアプリは「ツイッター(Twitter)」をフェイスブックと連動させたり、「ブログ」と連携させて表示させるアプリのほか、ゲームや写真や動画などを管理するアプリなど一版のソフトウエア並みの機能を備えた便利なものが数多く存在している。また、イベントを告知したり、スケジュールを管理する機能のほか、420文字を超えるテキストが投稿できる機能、リアルタイムでメッセージを交換できるチャット機能なども備えている。企業団体や有名人などは、「ファンページ」を作成して公開しており、日本でもビジネスで活用する企業が増えている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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