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ノキア、スマートフォンでMSと提携:「Windows Phone」採用
携帯電話最大手のノキアと米マイクロソフトは11日、スマートフォン事業で提携することを発表した。ノキアがマイクロソフトのOS「Windows Phone」を採用した端末を開発し、米アップルの「iPhone」や米グーグルの「Android」搭載端末に対抗する。
両社によると、ノキアが「Windows Phone」を採用するほか、コンテンツ・アプリケーション販売ストアを統合する。また、ノキア端末に検索サービスとして「Bing」、検索連動広告として「adCenter」を採用する。マイクロソフトと共同のマーケティング施策、開発ロードマップの共有も行うという。
米調査会社ガートナーによると、2010年のOS別のシェアはノキアの「Symbian」が37.6%で首位。しかし、シェアは前年の46.9%から9.3ポイント低下しており、シェアが前年の3.9%から22.7%に急拡大したグーグルの「Android」、同じく14.4%から15.7%に拡大したアップルの「iOS」(15.7%)に追い上げられている。また、マイクロソフトの「Windows Phone」は前年の8.4%から4.2%に減少と、低迷している(下表)。
OS別の世界のスマートフォン販売台数シェア
ノキアのエロップ最高経営責任者(CEO)は声明で、「開発者、携帯電話事業者、消費者はデバイスだけではなくソフトウェア、サービス、アプリケーション、カスタマーサポートを含んだ魅力的なモバイル製品を求めている」「ノキアとマイクロソフトは、グローバルなリーチと規模をもったエコシステムを構築するために協力する。これからは三強による競争だ」と伸べている。
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