歴史と連日の報道…相撲連想銘柄を診断してみた=田北知見の銘柄ウオッチ

2011年2月4日 16:27

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

大相撲の八百長問題が連日報道されている。ネットで、いくつかのニュースやいろいろな方々のご意見を拝読していたところ、トリビア的なネタ(?)として、「相撲は国技ではない」という話を読んで驚いた。

大相撲の八百長問題が連日報道されている。ネットで、いくつかのニュースやいろいろな方々のご意見を拝読していたところ、トリビア的なネタ(?)として、「相撲は国技ではない」という話を読んで驚いた。[写真拡大]

(株式ジャーナリスト:田北知見の銘柄ウオッチ)

  大相撲の八百長問題が連日報道されている。ネットで、いくつかのニュースやいろいろな方々のご意見を拝読していたところ、トリビア的なネタ(?)として、「相撲は国技ではない」という話を読んで驚いた。辞書で「国技」を調べると、「その国を代表する特有の武芸・競技」「競技人口の多いスポーツを国技とすることもある」「日本では一般に相撲が国技とされる」とあった。

  つまり、国技は「国などによって特別の地位・待遇を授与されているもの」と「国民に深く親しまれ、その国の文化にとって重要な位置を占めると多くの人に考えられているもの」がある。ウィキペディアによると、前者の代表例は韓国のテコンドー、カナダのアイスホッケー、後者の代表例は日本の相撲、アメリカ合衆国の野球となっていた。

  つまり、日本における相撲は、国が正式に何かお墨付きを出したことはないが、上記の後者の意味で「国技」であるということらしい。なんだ、やっぱり国技なんだな、と安心(?)したのだった。

  古くは古代の埴輪にもあり、神事でもあるという、歴史ある相撲(今の大相撲とは直接つながっていないかもしれないが…)。興行上の演出や、星の貸し借りといった八百長はせずに、真剣勝負してほしいと思っているのは、私だけではないだろう。

  相撲から連想して、横綱 白鵬がコマーシャルに出ている住友林業とサッポロホールディングスを銘柄診断してみた。

★住友林業 <1911> (主市場・大1)

  住宅事業、木材・建材事業などを行なっている住友林業 <1911> (主市場・大1)。4日終値は13円高の744円。単位100株。PERは約17.6倍、PBRは約0.8倍となっている。チャートは昨年10月につけた年初来安値安値551円から反発し、以降は上昇トレンドで来ている。ただ、この1ヵ月ほどは高値750円ラインで調整局面。信用倍率を見ると、約0.7倍の売り長となっており、カラ売り銘柄の様相を呈している。今後の地合いにもよるが、買いなら650円ラインあたりの押し目を待って拾うのが無難か。

★サッポロホールディングス <2501> (東1)

  傘下にサッポロビール、サッポロ飲料、サッポロライオンなどがあるサッポロホールディングス <2501> (東1)。4日終値は22円高の377円。単位1000株。PERは約19.8倍、PBRは約1.3倍となっている。チャートは1月7日につけた直近高値391円から反落していたが、350円フシにあたり、ここ数日は反発している。また、前日3日に、2010年12月期連結業績予想の営業・経常・純利益の上方修正を発表したことも買い材料になっている。まずは400円フシ上抜けが目標となりそうだ。(執筆者:田北知見 株式ジャーナリスト・日本インタビュ新聞社IR記者)

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