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2010年の失業率、過去3番目の高水準続く:持ち直しの動きも
総務省が28日発表した2010年平均の完全失業率は5.1%で前年と同率だった。5.1%は過去3番目の高水準で、厳しい雇用情勢が続いたことが浮き彫りになった。一方、12月単月の完全失業率は4.9%と10ヶ月ぶりに5%を下回り、改善の見込みが伺える。
10年の完全失業率の男女別は、男性は5.4%と0.1ポイント上昇し、3年連続の上昇となった。一方、女性は4.6%と0.2ポイント低下し、3年ぶりの低下となった。完全失業率の男女差は0.8ポイントで、昭和28年以降の比較で過去最大となった。
月別の完全失業率(季節調整値)は、1月の4.9%から年内でピークとなった6月の5.3%までは上昇傾向を続けた後、9月の5.0%までは低下。10月には5.1%と再び上昇に転じたが、11月は同率の5.1%、12月には4.9%に低下した。
男性の年代別では、35~44歳が4.3%と前年から0.1ポイント低下したが、他の年代は15~24歳が10.4%で前年から0.3ポイント上昇、55~64歳が6.0%で同0.4ポイント上昇するなどすべて上昇した。
一方、女性の年代別では、35~44歳が5.0%と横ばいだった以外、すべての年代で前年から低下した。
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