西ミシガン大学に日本語の本の寄付を

2011年1月19日 15:32

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記事提供元:スラド

  Anonymous Coward 曰く、

 アメリカ中西部の西ミシガン大学で日本文学と翻訳論を教えているジェフリー・アングルスさん(現在は東京大学客員准教授として来日中)が、日本語の本の寄付を求めている。

  西ミシガン大学では日本語を勉強したい学生が急増しているものの、州の予算が不足しているために日本語の本を購入する予算がないのだとか。

  そこで、「活字の面白さと日本文化の素晴らしさをどうしても学生に紹介したい」と考えたジェフリーさんは、日本のインターネットユーザーに使っていない本、寄付できる本などがあったら自分のもとに送って欲しい、とのお願いをしている。

 とくに望まれているのは以下のような本だそうだ。

 

  • 大衆文学:推理小説、恋愛小説、ホラー小説などのいわゆる人気小説など。
  • 純文学:近現代の日本文学、日本古典文学など。
  • 文学全集:一遍にたくさん揃えるから、特に助かります。
  • 子供の絵本:初級レベルの日本語の学生が読めるもの。
  • 学生の国語教科書:初級レベルの日本語の学生が読めるもの。
  • 新書:日本文化を紹介するために、とても役に立ちます。
  • 漫画:アメリカでは爆発的に人気があるから、学生がきっと面白がります。
  • 詩集:詩は短いから、授業では使いやすいです。
  • 歴史の本:日本文化を知るためにとても役に立ちます。
  • 芸術の本:展覧会のカタログとその他の日本の美術を紹介するもの。
  • 翻訳文学:日本からの留学生が読むだろうが、他の学生は日本語の翻訳よりも原文で読むだろうから、翻訳文学を名作だけに絞ったほうがいいと思います。
 ジェフリー氏が日本を離れる2011年3月1日までに、リンク先の東京の住所に送って欲しいとのこと(もしくは国際送料を負担してもらえるのなら西ミシガン大学の図書館に直接送ってもらうという方法でもいいそうだ)。

 もしスラド諸兄諸姉の本棚に眠っている使えそうな本があったら、ミシガンで日本語を学びたがっている学生のために寄付してみるのも良いのではないだろうか。タレコミ子は実家の納戸で眠っている児童文学全集でも送ってみようかと思っていたりする。

 ただし、「使えないもの」(歓迎されないもの)もあるので寄付の際はご注意を。

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