京セラ、搭載量が最大50%アップの住宅用太陽電池

2011年1月14日 13:52

印刷

京セラが公開した太陽光発電システ「ECONOROOTS typeU」の設置イメージ

京セラが公開した太陽光発電システ「ECONOROOTS typeU」の設置イメージ [写真拡大]

 京セラは13日、国内住宅向けに展開している太陽光発電システム「ECONOROOTS(エコノルーツ)」の新製品「typeU」を開発したと発表した。従来品から太陽電池モジュールの搭載容量を最大で50%向上できるという。20日から太陽光発電システムを販売する京セラソーラーコーポレーションを通じて市場投入する。

 同製品では、独自開発の「クランプ」金具を屋根に取り付け、直接モジュールを挟み込む「ラックレス(架台無し)方式」を採用した。ラックを使用する従来の施工方式と比較して設置レイアウトの自由度が高まり、太陽電池の搭載量が5%~50%まで向上。また、設置に使用する部材点数は約60%、屋根への重量負担は15%軽減できたという。

 同社は同製品について、余剰電力の買取制度の導入で生まれた「太陽電池の搭載量を増やし、たくさん発電させたい」という利用者のニーズを受けて市場投入すると説明している。

 同製品用の太陽電池モジュールは寸法が1338mm×990mm×46mmで、重量が16.0kg。出力が186Wで、変換効率は14.04%。スレート瓦に設置可能。

関連記事