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歯の一部を体外で培養し、正常に機能する歯を再生
記事提供元:スラド
hauncon 曰く、
時事通信の記事によれば、日本歯科大学の研究チームがマウスの歯冠の一部を体外で培養し、完全な歯を再生することに成功したそうだ。これまでには東京理科大や東北大、東京医科歯科大などのチームがマウスからやがて歯になる細胞である歯胚を取り出して培養し、成体マウスの上の奥歯を抜いた後に埋め込み、神経や血管を含め歯を再生させることに成功しているが、体外で培養して再生することに成功したのは世界初となるそうだ。
今回の日本歯科大学の手法は、人間の歯と骨をつなぐ歯根膜の細胞を培養して作ったシート状のもので生後5日のマウスの歯冠を包んで培養液に入れた結果、1カ月で歯根と歯槽骨、歯根膜も形成され、ほぼ完全な歯が再生されたとのことである。再生歯をマウスの前歯を抜き移植したところ、抜け落ちることなく正常に機能したとのことだ。
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