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ディスカバリー、再びシャトル組立棟に戻る
Image credit: NASA[写真拡大]
米航空宇宙局(NASA)は12月22日、39A発射台にセットされているスペースシャトル・ディスカバリー(STS-133)をシャトル組立棟(VAB)に戻した。
作業はアメリカ東部標準時間12月22日22時48分(日本時間12月23日12時48分)に始まり、ディスカバリーを載せた巨大な台車(Crawler Transporter)は、いつもと逆の方向に向かって移動を開始した。ディスカバリーは約8時間後の、アメリカ東部標準時間12月23日7時2分(日本時間21時2分)にシャトル組立棟の到着し、チームは今後、X線による検査などを行う予定。
一旦発射台にセットされたスペースシャトルが再びシャトル組立棟に戻るのは、2008年10月のスペースシャトル・アトランティス(STS-125)以来、約2年ぶり。
ディスカバリーの打ち上げは元々11月5日に予定されていたが、燃料注入中の水素漏れや、外部燃料タンクの断熱材の亀裂などが相次いで見つかり、延期が続いている。
ディスカバリーの打ち上げは現在、アメリカ東部標準時間2011年2月3日1時34分(日本時間15時34分)に設定されており、NASAは早ければ1月中旬にも、ディスカバリーを再び39A発射台に戻す予定。
ディスカバリー最後のミッションとなるSTS-133は恒久的多目的モジュール(PMM)とエクスプレス補給キャリア(ELC)、ヒト型ロボット宇宙飛行士「ロボノート2(R2)」をISSに運ぶ。PMMは多目的補給モジュール(MPLM)の「レオナルド」を改造したもので、ISSに永久的に取り付けられ、主に倉庫スペースとして使用される予定となっている。
写真=NASA。
■NASA - Space Shuttle
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/index.html
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