東芝、中国市場でテレビ事業を強化:「CELLレグザ」ベースの最上位モデルを投入

2010年12月16日 00:11

印刷

東芝がニュースリリースで公開したレグザ(REGZA)55X1000Cの画像

東芝がニュースリリースで公開したレグザ(REGZA)55X1000Cの画像[写真拡大]

 東芝は15日、今後の成長が見込まれる中国市場でテレビ事業を強化する計画を発表した。販売網の拡大と「CELLレグザ」の技術を継承した最上位モデルの投入などで2011年度に前年度比4倍となる販売数200万台を目指す。

 中国で新たに投入する「55X1000C」は、CELLレグザに採用したLEDパネルや映像エンジンを使用した3D対応の中国市場向け最上位モデル。アジア地域で高音質への需要が強いことも意識し、高級オーディオシステムの音質を実現したという。

 中国ではコストパフォーマンスの高い汎用モデルを10月から発売していたが、55X1000Cの投入で高付加価値商品も含めた9シリーズ24モデルをそろえることになる。

 東芝は、中国の家電メーカー、TCL集団と中国市場向け販売合弁会社「東芝ビジュアルプロダクツ(中国)」を設立し、10月1日から営業活動を展開していた。今後は、沿岸部をはじめ内陸都市での販売網拡大を見込み、同社製品を取扱う量販店や一般店を、現在の約2,200店舗から2013年度に15,000店舗まで拡大する計画という。

関連記事