チェルノブイリ観光、解禁へ

2010年12月15日 16:45

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記事提供元:スラド

 あるAnonymous Coward 曰く、

 ウクライナがチェルノブイリ原子発電所(跡)周辺を観光地として正式に開放する方針を明らかにした(CNNの記事)。

 ウクライナ政府は周辺の半径30キロ以内を立ち入り禁止区域に指定して一般の立ち入りを制限していたが、この制限の撤廃計画を12月21日に発表する。バロガ非常事態相が明らかにした。

 とのこと。チェルノブイリ原発付近の放射線は現在でも通常値を大幅に上回るものの、観光客が浴びる放射線の量は大西洋を横断する便に乗った場合と同程度だという。立ち入り禁止区域内は野生生物が戻り、樹木も再生しているそうだ。

 ちなみに、現在でも夏の間は管理当局公認のガイド同伴の下、短時間の間立ち入り禁止区域内の観光は可能だったそうだ。

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