「中性子爆弾の開発者」サミュエル・コーエン氏死

2010年12月6日 18:35

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記事提供元:スラド

  ninja 曰く、

 やや旧聞となるが、米国で原子爆弾の開発に参加し、またかつては「クリーンな核爆弾」とも呼ばれた中性子爆弾の開発を行ったサミュエル・コーエン氏が11月28日に死去していたそうだ(47News)。

 この件について、GIZMODOが興味深いコラムを掲載している。コーエン氏は中性子爆弾について、「物を壊さず、人だけ大量殺戮できる道徳的兵器」と主張していたが、実際はそうではなく、核爆弾と同様の爆風や熱戦などが発生する。それなのにコーエン氏が中性子爆弾の開発を進めた理由として、「子供のころ母親に受けた虐待」が挙げられるそうだ。もしコーエン氏が子供のころに虐待を受けていなかったら、と思うと興味深い。

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