買い難い相場ほど上がる=犬丸正寛の相場格言

2010年10月22日 11:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

まったく、その通りです。人は、やはり、「考える生き物」ですから、筋道を立てて考えようとします。物事の背景にある理由を賢明に考えようとします。

まったく、その通りです。人は、やはり、「考える生き物」ですから、筋道を立てて考えようとします。物事の背景にある理由を賢明に考えようとします。[写真拡大]

■買い難い相場ほど上がる

  まったく、その通りです。人は、やはり、「考える生き物」ですから、筋道を立てて考えようとします。物事の背景にある理由を賢明に考えようとします。

  しかし、どのように考えても分からず、理解しかねることはあるものです。もちろん、そこには、「常識」という、人の世の基本となる物差が存在することもあるからだと思います。今の相場は、PERは算定不可能など、投資尺度から見れば、常識的にはとても買える相場ではありません。それでも感覚的には、「流れが変わってきた」ということは分かります。しかし、頭では理解でき難いのです。

  仮に、筋道が立たないで、納得できないまま買ったら、必ず後で後悔するという思いが心の底にあります。だけど、「勘」とか「感覚的」には、「相場は変わった」と、盛んに自分に語りかけてくるのです。

  だけど、買い難い。だから相場は上がる。そして、「今期は増益」といった報道が出ると、理解できたとばかりに買いに出てしまうのです。もちろん、そこは天井です。「買い難い」相場は上がっても、「買いやすい」相場は天井となるのです。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

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