自然と調和する太陽光発電 わずかな面積で展開可能 ― WWF最新レポート
配信日時: 2013-01-25 13:00:00
※本リリースは2013年1月16日(現地時間)にアラブ首長国連邦・アブダビで発表されたプレスリリースの翻訳版です。
(アラブ首長国連邦アブダビ)- (ビジネスワイヤ) -- アラブ首長国連邦のアブダビで開催された再生可能エネルギーに関する国際会議「世界未来エネルギーサミット(World Future Energy Summit 2013)」に合わせて発表された最新レポート「太陽光発電図表: 自然と調和する太陽光発電(Solar PV Atlas: solar power in harmony with nature)」によると、すべての電力を再生可能エネルギー源から生成すると仮定し、それを太陽光発電のみで行う場合、必要とされる土地面積は一般的に考えられているよりもはるかに少ないことが分かりました。
同レポートでは、7つの事例(6か国と1地域)が紹介されており、電力を太陽光発電のみから生成する場合、2050年までに予想される電力需要を100%満たすために必要な土地面積は全大陸の1%に満たないことが明らかになっています。
WWF(世界自然保護基金)はファーストソーラーをはじめ、 3TIER、Fresh Generationの協力のもと、レポートを作成しました。レポートではインドネシア、マダガスカル、メキシコ、モロッコ、南アフリカ、トルコ、およびインド中央部のマディヤ・プラデーシュ州の事例が紹介されています。これらの地域はそれぞれ地形や人口動態、自然環境、経済状況、政治構造が異なります。各地域の日射量の平均レベルも異なりますが、十分であり、いずれも商用化され、信頼性の高い技術として確立されている太陽光発電の大規模な発展の可能性を秘めています。
レポートは、太陽光発電技術は十分に練られた計画に基づいた場合、環境保全の邪魔をすることはなく、どの国や地域においても、太陽光発電および人間と自然の空間的な共存が可能であることを示しています。
ファーストソーラーのサステナビリティー担当バイス・プレジデントのLettemieke Mulder は、次のように述べています。「調査の結果、太陽光発電所は二酸化炭素排出量の抑制やエネルギー投資の短期回収など、環境に大きな利益をもたらすことが分かりました。既存の消費者向け電力を太陽光発電に置き換えることで、温室効果ガスや重金属の排出、水の使用量を大幅に削減します」
今回発表されたレポートは、2050年までに再生エネルギーの使用を100%にするというWWFのビジョンを裏付けています。WWFのグローバル再生可能エネルギーポリシー担当マネージャーのJean-Philippe Denruyter氏は、「WWFでは、再生可能エネルギー技術に対する投資や施策を積極的に推進し、これを達成しようとしています」と語っています。
また、WWFの気候変動およびエネルギー・イニシアチブ担当グローバル・リーダーのSamantha Smith氏は次のように述べています。「気候変動は人間や自然界にとってより大きな脅威となっています。再生可能なエネルギーの発電設備を、迅速かつ大規模なかたちで適切な場所に設置し、責任ある運営を行うことがこれまで以上に重要になっています。環境保全と再生可能エネルギーの発展は両立することが可能なのです」
WWFについて
WWF(World Wide Fund for Nature:世界自然保護基金)は約100カ国で活動している環境保全団体で、500万人以上の世界各地からの支援(寄付、会費など)によって活動しています。WWFのミッションは、さまざまな生態系を保全し、再生可能な天然資源が確実に持続可能なかたちで活用されるようにし、汚染や資源の浪費の削減を通じて自然環境の悪化を防ぎ、人と自然が調和して生きることができる未来を創造することです。
WWFのグローバル気候変動およびエネルギー・イニシアチブ(GCEI:Global Climate & Energy Initiative)は気候変動に取り組むプログラムで、再生および持続可能なエネルギーを促進し、環境保全のための資金を拡充するほか、民間企業と協力して、国内外において低炭素かつ、気候変動の影響に対応可能な発展を推進しています。
WWFに関する情報については、下記をご覧ください。
環境保全に関する最新ニュース(英語):
wwf.panda.org/wwf_news/
「太陽光発電図表: 自然と調和する太陽光発電(Solar PV Atlas: solar power in harmony with nature)」(PDF)(英語):
www.panda.org/solaratlas
ファーストソーラーについて
ファーストソーラーは、最先端の薄膜モジュールを採用した太陽光発電システムの世界有数の総合プロバイダーです。同社の包括的な発電所向けソリューションは、化石燃料発電に比べて経済的に魅力的な代替手段を提供します。ファーストソーラーの再生可能エネルギーシステムは、原料の調達から寿命を迎えたモジュールの回収とリサイクルに至るまで、環境保全と改善に貢献します。詳しくは、当社ウェブサイト www.firstsolar.com(英語)をご覧ください。
連絡先
報道に関するお問い合わせ
日本:
ファーストソーラー広報代理
バーソン・マーステラ 相庭・西村
TEL: 03-3264-6701
Email: FirstSolarJP.PR@bm.com
海外:
Mandy Jean Woods mwoods@wwf.org.za / +27 82 553 4211 (please send SMS if urgent) @MandyJeanWoods
Jean-Philippe Denruyter
jdenruyter@wwf.eu
Aarti Khosla , +91-98111-99288( at WFES)
media@firstsolar.com
プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ
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