マスダールがモーリタニアに15MWの太陽光発電所を建設へ

プレスリリース発表元企業:Masdar

配信日時: 2012-10-25 17:35:00

モーリタニアの発電容量の10パーセントを供給可能

(アラブ首長国連邦アブダビ)- (ビジネスワイヤ)-- マスダールは本日、モーリタニア・イスラム共和国の首都ヌアクショットで、15メガワットの太陽光発電プロジェクトを開発すると発表しました。この発電所はモーリタニアの発電容量の10パーセントを供給することになります。マスダールはアラブ首長国連邦アブダビに本拠を置く再生可能エネルギー企業で、世界各地で大小の規模の発電プロジェクトを手掛けています。

Dr. Sultan Ahmed Al Jaber, Masdar chief executive officer and H.E. Taleb Ould Abdivall, Mauritania M ... Dr. Sultan Ahmed Al Jaber, Masdar chief executive officer and H.E. Taleb Ould Abdivall, Mauritania Minister of Petroleum, Energy and Mines. (Photo: Business Wire)

本プロジェクトは、モーリタニア・イスラム共和国で最初の商用規模の太陽光発電所になります。

モーリタニア石油・エネルギー・鉱山相のタレブ・ウルド・アブディヴァル閣下は、次のように述べています。「モーリタニアは世界で最高レベルの太陽光に恵まれており、太陽光発電所を設置する場所として理想的です。このように高い評価を得ているパートナー企業と共に、この重要なプロジェクトに取り組めることをうれしく思います。今後も我が国の豊富な再生可能エネルギー資源を利用すべく、注力していきます。マスダールは世界各地で手掛けたプロジェクトを通じて、再生可能エネルギー分野で豊富な経験を積んでおり、今後の協力機会を期待しています。」

モーリタニアに設置されている発電設備の容量は144メガワットに過ぎず、その大半がディーゼル発電によって供給されています。しかし同国は太陽光および風力という形で、未開拓の再生可能エネルギーの潜在力を大規模に秘めています。実際、モーリタニアの風力エネルギーの潜在能力は、同国における年間エネルギー需要の約4倍に達します。

同国では、年間エネルギー需要が2012年に12パーセント増加すると予想されていますが、15MWの太陽光発電プロジェクトはそのような需要増に対応できます。また、現在深刻なエネルギー不足に悩まされているモーリタニアで切望されている電力を供給できます。同国の電力化率は低く、60パーセントとなっています。

マスダールが手掛ける太陽光発電プロジェクトの発電所は、ヌアクショットで現在建設中の大学の隣に建設され、モーリタニア・イスラム共和国における太陽エネルギー開発の学習ラボとしての役割も果たします。

マスダール最高経営責任者(CEO)のスルタン・アーメド・アル・ジャベール博士は、次のように述べています。「また、このプロジェクトは、エネルギー利用と商業的に実現可能な再生可能エネルギーが連携できることを証明しています。マスダールのビジネス戦略でパートナーシップは中心的位置を占めており、このようなプロジェクトは再生可能エネルギーの開発で協業が非常に重要な役割を果たすことを浮き彫りにしています。」

「エネルギー需要がとりわけ発展途上国で急増しており、再生可能エネルギーを活用することが極めて重要になっています。風力・太陽光・水力発電を採用することで、天然資源にかかる負担を軽減して、エネルギー安全保障と経済発展の機会のかけ橋となることができます。再生可能エネルギーへの投資は天然資源を保護し、エネルギーや水の安全保障にも役立ち、持続可能な開発を促進できます。」

モーリタニアの本プロジェクトは、トンガとアフガニスタンでの再生可能エネルギープロジェクトと共に、国連のイニシアチブ「すべての人のための持続可能エネルギーの国際年」に向けたマスダールの取り組みの一環です。この国際的なイニシアチブは、国連の潘基文事務総長が発表したもので、近代的エネルギーサービスを誰もが利用できるようにすること、世界のエネルギー効率の改善ペースを2倍にすること、世界のエネルギー構成で再生可能エネルギーが占める割合を倍増させることを目指しています。

プロジェクトの建設完了後、ヌアクショット太陽光発電所はモーリタニアの国有電力企業であるSociété Mauritanienne de l’électricité(SOMELEC)が所有・運営します。

SOMELECゼネラルディレクターのMoahmed Salem Ould Bechir氏は、次のように述べています。「この重要なプロジェクトで当社の代理企業としてマスダールを選任しましたが、今までのところ同社のプロ意識とスピードには大変満足しています。」

この契約についてマスダールCEOのアル・ジャベール博士は、次のように語っています。「UAEは過去数十年間に、炭化水素産業におけるエネルギー分野のリーダーとして非常に豊富な経験を積んできました。マスダールが世界的なクリーンエネルギープロジェクトを通じて再生可能エネルギーを輸出するようになったことで、当社のリーダー企業としての地位はさらに強化されています。」

マスダールは世界各地の再生可能エネルギープロジェクトに投資を続けています。建設中あるいは完了済みの当社の国際的プロジェクトとしては、以下のようなものがあります。

ロンドン・アレイは世界最大の洋上風力発電所になる見込みです。英国向けに最大1GWを発電します。 ヘマソラールはスペインの集光型太陽熱発電所です。革新的なエネルギー貯蔵技術により、1日24時間にわたって20MWを発電しています。 Valle 1およびValle 2はスペインの集光型太陽熱発電所です。それぞれ50MWを発電しています。 セーシェル・プロジェクトは8基のタービンから成る6メガワットの風力発電所です。マヘ島の設備容量の10〜15パーセントを供給します。 シャムス1はアブダビ首長国の西部地域に位置する100MWの集光型太陽熱発電所です。完成後は2万世帯に十分な電力を供給できる予定です。 マスダールについて

マスダールはアブダビの多角的再生可能エネルギー企業として、再生可能な代替エネルギーの技術・ソリューションの開発・商業化・導入を促進しています。当社は今日の化石燃料経済と将来のエネルギー経済をつなぐリンクの機能を果たします。アブダビ政府の戦略的投資会社ムバダラ開発会社の支援を受けているマスダールは、エネルギーの将来へ向け、首長国の長期ビジョンの実現に献身しています。

マスダールに関する詳細情報についてはwww.masdar.aeをご覧ください。

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*配信元:ME NewsWire

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