グラミン銀行の国有化をジョージ・シュルツ氏とマドレーン・オルブライト氏も懸念

プレスリリース発表元企業:Grameen Research

配信日時: 2012-09-07 19:38:00

国有化は800万人を超えるグラミン銀行の借り手の自治を低下させ、銀行の将来を損なう

(ニューヨーク)- (ビジネスワイヤ) -- グラミン銀行の買収に向けてのバングラデシュ政府の最近の行動を批判する声が各国要人の間で高まりを見せ、ヒラリー・クリントン米国務長官のほか、新たに元米国務長官のジョージ・シュルツ氏とマドレーン・オルブライト氏も懸念を表明しました。グラミン銀行の先駆的試みは世界各地で取り入れられ、極度の貧困から個人を救済する支援としてのマイクロファイナンスの力を示してきました。

以前からグラミン銀行の所有権は、顧客であるバングラデシュ最貧地域の女性たちが97%を保有しています。2010年後半に政府は会長を任命し、新たにマネジングディレクターを任命する権限を会長に与えました。マネジングディレクターの職務は、それまでは借り手が多数を占める銀行の取締役会が担当してきたものです。この動きにより、株主が銀行の所有権を失うのではないかという懸念が世界的に生まれました。それだけでなく、政府が運営する銀行に政府役員が強盗を働く事件や賄賂の要求からパドマ・ダムへの世界銀行融資がキャンセルされる事態など、政府の腐敗についての報告も増えています

ウォール・ストリート・ジャーナル紙で、シュルツ氏とオルブライト氏は次のように述べています。「グラミン銀行は単なる金融機関ではありません。グラミン銀行は、あらゆる面で弱い立場にある人々でも勤勉と責任感によって貧困から抜け出すことができるということのシンボルです。バングラデシュ政府には、この件について再考いただき、これまで順調に運営され、世界の舞台でバングラデシュの評価を高め、世界的にモデルとなってきたシステムを守ることを選択されることを期待しています。」

グラミン銀行が独立性を維持できるように借り手を支援する活動が勢いを増しています。

ヒラリー・クリントン国務長官と米国務省は、グラミン銀行の買収に対して懸念を表明しました。 米国のバーバラ・ボクサー上院議員は、17人の女性上院議員全員を代表してバングラデシュ政府にグラミン銀行の自治の維持を訴えています。 社会改革を専門に執筆活動を行うジャーナリストのデビッド・ボーンスタインと起業家のリチャード・ブランソンは、それぞれニューヨーク・タイムズ紙タイムズ紙でグラミン銀行株主への支持を発表しました。 140人を超えるバングラデシュの著名な女性経営者も、グラミン銀行の女性達への連帯を表明しています。 詳細情報については、grameenresearch.orgwww.friendsofgrameen.comをご覧ください。

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