アフガニスタン:見捨てられ、死に追いやられるアフガンの避難民

プレスリリース発表元企業:公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本

配信日時: 2012-06-06 18:13:11



▽凍死する子どもたち

2012年1月、22人の子どもたちが、アフガニスタン首都カブールのスラムで、寒さのために息絶えました。彼らやその家族は、紛争を逃れ、安全に暮らせる場所を探し求めていました。痛ましいことに、2月にはさらに多くの乳幼児たちの命が奪われました。

彼らは「国内避難民」と呼ばれる人びとです。アフガニスタンの国内避難民の数は、2012年頭の時点で50 万人にのぼります。

この 10年の間に、何千、何万ものアフガニスタンの人びとが、紛争によって家を追われています。多くは都市のスラムにたどり着き、悲惨な生活を
送っています。アフガニスタン政府が責任を持って対応を講じない限り、彼らは将来への希望も持てません。

しかしながら、本来、避難民の命や暮らしを守るべきであるアフガニスタン政府は、彼らの存在をほぼ無視してきました。生まれ育った土地からの移動を余儀なくされた避難民たちの安全を、政府が守ることはありません。


▽私たちの声を日本政府に届け、避難民の人びとを救おう

2012年7月8日に東京で、アフガニスタンの復興に関する国際会議が開かれます。その会議の場で日本政府がその影響力を行使すれば、アフガニスタンの国内避難民の問題が解決に向かう可能性があります。私たちの政府の取り組みが、見捨てられたアフガニスタンの国内避難民を救うための一歩となりえるのです。

私たちが日本政府に求めるのは、次の 2 点です。
・国内避難民や帰還する難民が、緊急人道支援を即時に受けられ、住居、食料、水、そして医療を含むニーズが満たされるよう、アフガニスタン政府に求めること
・7月8日に東京で開催されるアフガニスタンの復興に関する国際会議で、国内避難民の問題を議題にあげること


あなたの署名が、彼らの命を救い、未来を開きます。一緒に声をあげてください。

https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/afghanistan_2012.html


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