Diffusion Pharmaceuticalsが新しい原発性脳腫瘍治療薬TSCの臨床試験を開始

プレスリリース発表元企業:Diffusion Pharmaceuticals LLC

配信日時: 2012-02-14 19:41:00



(米バージニア州シャーロッツビル)- (ビジネスワイヤ) -- Diffusion Pharmaceuticals LLCは本日、膠芽腫またはGBMとしても知られている新規診断原発性脳がんの第一選択薬として、当社の主力医薬品候補トランスクロセチン酸ナトリウム(TSC) を調べる臨床試験への患者組み入れを開始したと発表しました。現在、GBMの治療薬は存在せず、患者の診断後の余命は平均18カ月です。

臨床試験の中心施設はバージニア大学で、放射線腫瘍学科主任教授のDr. James Larnerが治験責任医師を務めます。米国内でさらに19の施設が試験に参加する予定です。

Dr. Larnerは次のように述べています。「TSCは早期のヒト試験にて安全性を、またUVA神経外科教授のDr. Jason Sheehanが主導した脳がんの動物試験にて優れた効果を示しています。今回の試験は、標準的な治療法と組み合わせた場合のTSCの安全性と有効性を調べるもので、新規診断GBM患者に対して有望な新しい臨床試験の選択肢を提供します。」

GBMの標準的な治療法には、腫瘍バルクの外科的除去と、それに続く放射線療法および化学療法があります。腫瘍マイクロ環境内の因子が、多くの場合数カ月以内に起きる腫瘍再発の原因になっていると考えられます。2011年7月にFDAのオーファンドラッグ指定を受けたTSCは、このマイクロ環境内への酸素拡散を促進し、治療抵抗性を持つ腫瘍細胞の標準的治療に対する反応性を3倍まで高める可能性があります。

TSC臨床試験について

今回の第1相および第2相の臨床試験は最大20施設にて、今後1年かけて最大68人の患者を組み入れます。臨床エンドポイントは2年後の全生存率と、6カ月後の無増悪生存率です。試験の特性が患者募集を促進すると考えられています。すなわち、除外基準は限定的で、副作用がほとんど報告されていないTSCの投与を参加患者すべてが受けることができます。試験の内容はwww.ClinicalTrials.govにNCT01465347として記載されています。

Diffusion Pharmaceuticalsについて

Diffusion Pharmaceuticalsは、未充足の医療ニーズをターゲットとした新薬を開発する臨床段階の製薬会社です。Diffusionの主力プログラムは、がん性固形腫瘍の治療におけるTSCの使用です。非公開企業のDiffusion Pharmaceuticalsは米バージニア州シャーロッツビルを拠点としています。詳細についてはwww.diffusionpharma.comをご覧ください。 バージニア大学医療科学センターのエミリー・クーリック臨床がんセンターにおけるGBM試験の患者組み入れに関する情報は、Gretchen Watkinsまで434-243-7231または gmw7h@virginia.edu にご連絡ください。

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連絡先
Diffusion Pharmaceuticals LLC
David G. Kalergis, JD/MBA
CEO
434-220-0718
dkalergis@diffusionpharma.com

プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ