レノボ、第3四半期の利益は好調

プレスリリース発表元企業:Lenovo Group

配信日時: 2016-02-06 02:37:00

レノボ、第3四半期の利益は好調

経済と業界の逆風を乗り越え、革新的製品、営業効率、再調整行動がレノボの第3四半期の好調な業績を牽引 第3四半期は黒字に復帰 - 税引き前利益(非現金性M&A会計費用を除く)は3億9700万米ドル、報告税引き前利益は3億2000万米ドルで前年同期比17%増、純利益は3億米ドル(第2四半期の赤字の主要因となった一時的な再編費用の控除後)
売上高は129億米ドルで前年同期比8%減(為替変動の影響を除けば2%減)
レノボは事業再編計画を迅速に完了し、下半期では6億5000万米ドル、通期では13億5000万米ドルの節約を達成する見込み
レノボはモトローラの買収完了後4~6カ月でモバイル事業の収支を均衡させるという所期の目標を達成し、為替変動の影響を除いて企業向け事業の売上高は50億米ドルを達成する勢い
PC市場シェアは拡大し、過去最高の21.6%に*
1株当たり利益(基本)は2.71米セント(21.01香港セント)


(香港)- (ビジネスワイヤ) -- レノボ・グループ(HKSE: 0992)(PINK SHEETS: LNVGY)は本日、2015年12月31日締め第3四半期の業績を発表しました。四半期の売上高は129億米ドルとなり、前年同期比で8%、為替の影響を除けば前年同期比で2%減少しました。第3四半期の税引き前利益(非現金性M&A関連会計費用の7700万米ドルを除く)は3億9700万米ドルでした。報告税引き前利益は17%増の3億2000万米ドルで、アナリスト予想を上回りました。純利益は19%増の3億米ドルで、やはりアナリスト予想を上回りました。

レノボが2015年8月に発表した抜本的な再調整行動は、年間換算で13億5000万米ドルの節約を実現できる見込みです。この節約により、レノボの費用構造は同業他社と比べて大きく低コストなものになっています。確かな実行および革新の計画を持つレノボは、そのビジネスモデル、プロセス、組織を変容させ、現在のような環境下でも健全な事業を維持できるような体制を整えています。

レノボの楊元慶会長兼最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「前四半期に当社は世界的なマクロ経済の減速、主要市場での為替変動、PC市場の縮小の影響を受けましたが、それでもレノボは過去最高の利益を達成し、モバイル事業を再生させる取り組みで成果を上げました。PC事業では次に、当社は統合のトレンド、商用PCの更新、革新的製品カテゴリーでの機会を活用して成長を促進していきます。モバイル事業では、規模と効率を拡大することで新興市場での成長を加速させ、革新的製品とプレミアム・ブランドで成熟市場で躍進し、強力な製品ポートフォリオで中国のオープンな市場での拡大を図ります。最後に企業向け事業では、先進技術と戦略的提携を活用して利益を生む成長を推進していきます。」

第3四半期の粗利益は19億米ドル(前年同期比10%減)で、粗利益率は14.6%でした。当四半期の営業利益は3億7900万米ドルでした。当四半期の1株当たり利益(基本)は2.71米セント(21.01香港セント)でした。2015年12月31日現在の純負債引当金は4900万米ドルでした。

事業グループ別概要**

PCグループ(PCG)には、PCおよびWindowsタブレットが含まれ、四半期売上高は前年同期比12%減の80億米ドル、税引き前利益は18%減の4億500万米ドルでした。PC市場の予想を上回る減速と為替の変動がPCグループの業績を損ないました。税引き前利益率は前年同期比で0.4ポイント低下したものの比較的安定して5%となり、レノボの好調な営業業績を示しています。

レノボは11四半期連続で第1位の地位を維持し、市場シェアは過去最高の21.6%を記録して第2位のベンダーとの差を広げました。当四半期のPC出荷台数は1540万台で、市場全体での10.9%の減少を6.7ポイント上回りました。世界の個人向けセグメントで、レノボは過去最高の19.7%の市場シェアを記録しました。中国では、レノボの市場シェアは1.7ポイント拡大し、初めて市場シェア40%の節目を超えました。レノボは業界の統合、Windows 10の力による商用市場での強力な更新需要、目を見張る新たなコンバーチブル製品やデタッチャブル製品を活用することで市場シェアを拡大し、強力な利益率を維持しながら世界PC市場シェア30%の目標を達成していきます。

モバイル事業グループ(MBG)には、モトローラの製品、レノボ・ブランドの携帯電話事業、アンドロイド・タブレットおよびスマートTVが含まれ、事業再編の成功と中国以外の新興市場での好調な業績により、モトローラ買収後4~6四半期で収支を均衡させる目標を達成しました。当事業部門の四半期売上高は32億米ドルで、モトローラ事業の業績を2カ月分含んでいた前年同期と比較して4%減少しました。レノボのMBGの売上高のうちモトローラの売上高は20億米ドルでした。MBG全体の税引き前総損失は3000万米ドルで、税引き前損失率は前四半期比で7.2ポイント改善して0.9%となりました。

スマートフォンの総販売台数は前年同期比で18.1%減少し、2020万台でした。中国外では、中国以外の新興市場を主要因として、レノボは前年同期比で15%成長しました。レノボはインドとインドネシアのスマートフォン出荷が急成長し、それぞれ206%、318%の増加率となりました。前四半期は数量の75%が中国外でしたが、当四半期はそれが83%に増加しました。また、モトローラ事業の出荷台数は前四半期比で25%増加し、一層の安定化が示されました。中国では、レノボの事業再編が成果を上げ始めました。レノボMotoおよびレノボVibeという2つの主要ブランドによる新たな確かなデュアル・ブランド戦略が設定され、スマートフォン事業の一貫性と効率性を推進しています。

企業向け事業グループ(EBG)には、ThinkServerとSystem xのブランドで販売されるサーバー、ストレージ、ソフトウエア、サービスが含まれ、売上高は前年同期比8%増、前四半期比12%増の13億米ドルでした。System x の売上高は約10億米ドルでした。報告PTI(非現金性M&A関連会計費用を含む)は1400万米ドルの赤字となり、前年同期比と前四半期比の両方で改善しました。EBGの四半期営業利益は黒字でした。また、System xの買収以後の全四半期で売上高と税引き前営業利益の改善を達成しています。

この業績は、中国での巨大規模契約の獲得が主な要因でした。EBGは従来のデータセンター中心の事業を安定させる一方、急速に成長するクラウド、巨大案件、ハイパーコンバージェンス案件で攻勢をかけました。提携面では、ソフトウエアとハイパーコンバージェンスの事業者であるニュータニックス、レッドハット、そして最近になってSAPとの新たな有望な提携関係がレノボの提案の差別化をもたらし、競争力を高めています。レノボは、為替変動の影響を除いて2015-2016年度に企業向け事業で50億米ドルを達成するという目標を達成できる流れを維持しています。

地域別概要

中国では、第3四半期の連結売上高は、前年同期比14%減の35億米ドルで、世界全体の売上高の27%を占めました。税引き前利益率は前年同期比で1ポイント低下し、4.7%になりました。

PC事業では、中国で過去最高の40%の市場シェアを達成しました。モバイル事業では、販路の業績を改善する行動を取りました。新たなデュアル・ブランド戦略と製品ポートフォリオの改善により、モバイル事業の業績は改善しています。企業向け事業は、百度、アリババ、テンセントといった超大規模顧客へのThinkServerの出荷が好調で、売上高は30%増加し、レノボは中国のx86サーバー市場で第1位の地位を維持しました。

アジア太平洋地域では、この地域全体で売上高は約20億米ドルを達成し、レノボの世界全体の売上高の15%を占めました。営業利益率は、日本のPC市場の縮小と為替変動の影響を主な要因として前年同期比で4.4ポイント低下し、1.0%となりました。

PC事業では、レノボは市場シェアが前年同期比で2.8ポイント上昇して18.9%となり、第1位の地位を維持しました。この業績は、前年同期比で55%増加したインドが牽引しました。モバイル事業では、スマートフォンの出荷が好調で地域全体で123%増加しました。これは、それぞれ206%、318%増加したインドとインドネシアの好調な勢いが要因でした。また、企業向け事業はシェアが拡大し、利益率が拡大しました。

レノボの欧州/中東/アフリカ(EMEA)での第3四半期の連結売上高は35億米ドルで、前年同期比15%減となり、外国為替の動きと軟調なPC市場の影響を受けました。EMEAは、レノボの世界全体の売上高の27%を占めました。税引き前利益率は前年同期比で1.3ポイント低下し、1.7%でした。

レノボは地域のPC市場で第2位の地位を維持し、シェアは19.4%でした。個人向けPC部門では、8四半期連続で第1位となりました。モバイル事業では、レノボは出荷台数が過去最高の470万台となり、前年同期比で48%増加しました。企業向け事業では、レノボは売上高の安定化を継続するために資源を投資しました。

南北アメリカでは、レノボの第3四半期の連結売上高は、前年同期比で7%減少して約39億米ドルになりました。これは、レノボの世界全体の売上高の31%に相当します。地域の営業利益は7600万米ドルでした。これに対して前年同期は2200万米ドルの損失でした。営業利益率は1.9%でした。業績の改善は最近の全体的な事業再調整とブラジルと中南米での再編行動の成果です。

地域的には、業界の速報値によれば、PC市場のシェアは前年同期比で1.9ポイント拡大して13.1%となりました。この堅調な業績は重要な米国市場の堅調な成長が原因であり、米国市場では市場が4%縮小する中で出荷台数は前年同期比で21%増加しました。これによりレノボの米国市場のシェアは前年同期比で2.6%増加し、12.5%となりました。モバイル事業はモトローラの新しい電話機が牽引し、北米での出荷は前四半期比で52%の堅調な増加となりました。また、いくつかの大型案件が企業向け事業に良好な成果をもたらしました。

* 2015年第4四半期のIDCのデータを参照してください。

*** 2014/15年度第2四半期業績発表まで、当社は製品別の財務明細を提示していました。2014/15年第3四半期にモトローラおよびSystem xの投資が完了した後、レノボはこれらの事業の業績を理解しやすくするために、事業グループ別の報告を開始しました。

レノボについて

レノボ(HKSE:992)(PINK SHEETS:LNVGY)はフォーチュン・グローバル500社に選ばれている460億ドル規模のリーダー企業として、消費者、商 用、エンターテインメント向けの革新的技術を提供しています。 当社の高品質でセキュアな製品とサービスのポートフォリオには、PC(名高いThinkブランドやマルチモードのYOGAブランド他)、ワークステーショ ン、サーバー、ストレージ、スマートTV、そしてスマートフォン(Motoブランドを含む)、タブレット、アプリを含むモバイル製品ファミリーを網羅 しています。 リンクトインフェイスブック、ツイッター(@Lenovo)で当社をフォローするか、www.lenovo.comをご覧ください。

      レノボ・グループ 財務概要

2015年12月31日締め四半期

(単位:百万米ドル、1株当たりデータを除く)

   
第3四半期
15/16
第3四半期 14/15


変化率 売上高 12,913 14,092 -8% 粗利益 1,885 2,097 -10% 粗利益率 14.6% 14.9% -0.3 ポイント 営業費用 (1,506) (1,772) -15% 売上高費用比率 11.7% 12.6% -0.9 ポイント 営業利益 379 325 17% その他の営業外費用 (59) (51) 16% 報告税引き前利益 320 274 17% 税引き前利益(*非現金性M&A関連会計費用を除く) 397 348 14% 税金 (26) (17) 50% 当期の純利益 294 257 14% 非支配持分 6 (4) N/A 株主帰属利益 300 253 19% 1株当たり利益(米セント)
基本
希薄化後 2.71 2.70

2.32 2.30

0.39 0.40

* 非現金性M&A関連会計費用の7700万米ドルが数字から控除されています(2014/15年第3四半期は7400万米ドル)。

原文はbusinesswire.comでご覧ください:http://www.businesswire.com/news/home/20160202006751/en/

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