サービスエンジニアの技能コンテスト「第2回 Global SE Awards 2015」の世界大会を開催

プレスリリース発表元企業:ローランド ディー.ジー.株式会社

配信日時: 2015-11-25 15:00:00

業務用インクジェットプリンターや3次元ものづくりツールを製造・販売するローランド ディー.ジー.株式会社は、当社製品の修理・メンテナンスに携わるサービスエンジニア(以下、SE)を対象とした技能コンテスト「Global SE Awards(グローバルSEアワード)2015」の世界大会を2015年10月20日(火)~22日(木)に、浜松本社で開催しましたのでお知らせいたします。


業務用の製品を多く取り扱う当社では、お客様の円滑な事業推進を担保し、製品を末永く安心してご利用いただくため、「ローランド ディー.ジー.ケア」と称する独自のカスタマーサービス・サポート体制を構築・運営しております。Global SE Awardsは、SEが日々の業務や自己研鑽を通じて獲得した知識や技能を競い合う技能コンテストを通じて、SEのモチベーションを向上させるとともに、ローランド ディー.ジー.ケアの水準をさらなる高みへと進展させることを狙いとするものです。

2013年に続き二度目の開催となるGlobal SE Awards 2015は規模を拡大し、新興国を含む世界各地で地区大会を開催。「ローランド ディー.ジー.ケア 認定SE*」の資格を取得した、50ヶ所の国と地域のSE計440名が参加しました。浜松本社で行われた世界大会には、地区大会を勝ち抜いた18ヶ所の国と地域の精鋭21名が集い、全3課題から成る実技試験・筆記試験に臨みました。当社プリンターに使われているインクジェットヘッドの交換を行う実技試験では、基本的なメンテナンス作業の正確さや手際の良さだけでなく、お客様の製品であるということを前提に、マシンやパーツの取り扱いの丁寧さを審査しました。また、試験の様子を他のSEにも公開することで観察・評価の機会を提供し、技術や個別ノウハウの共有を促しました。製品トラブルからの復旧を試みる実技試験では、意図的に参加者の想定を超える状況を設定することで、原因を論理的に診断するための想像力や洞察力を試しました。筆記試験では、プリンターで印刷された画像の解析やプリンターの回路図の分析などメンテナンスに必要とされる知識だけでなく、お客様のあらゆる要望に応えるための広範な知識を審査しました。

栄えある第二回のチャンピオンの座に輝いたのは、アメリカで14年のSE経験を誇るTerry Carpenter氏。受賞にあたりCarpenter氏は、「他地域のSEとの交流を通じて、カスタマーサービスへの理解を深め、知識の幅を広げられたことは、とても素晴らしい経験になりました。この場を通じて築いた広範なネットワークは、今後のサービス活動の大きな手助けになると思います」と述べ、「細心の注意を払い、一つ一つ着実に取り組むことの大切さを再認識しました。焦らず丁寧に取り組むことが結果としてお客様により良いサービスを提供することになるということを、同僚たちに伝えていきたいです」と抱負を述べました。第2位に輝いたブラジルのAlexandre Geraldi氏は、「大勢の人の視線を受ける中で課題に取り組むことに強いプレッシャーを感じました」と述べ、「実際の現場でも、私たちSEはお客様の期待に応えたいという緊張感と闘っています。お客様にとって、製品は単なる機械でなく、夢を実現する手段です。私たちはそんなお客様の大切なパートナーをサポートする重要な役割を担っています」と業務に対する誇りを語りました。第3位に輝いたベルギーのPeter De Bont氏は、「これからもお客様の現場で困難な課題に直面することがあると思いますが、大会で得た多くの知見が、それらの問題を迅速に解決する上で役に立つと思います」と大会の意義を振り返りました。

表彰式で挨拶に立った取締役会長兼社長の冨岡 昌弘は、「お客様に最高の満足を提供するためには、より良い製品とソリューションを提供するだけでなく、世界中の現場でSEが当社の顔として、お客様の期待を超えるサービス・サポートを提供することが不可欠です。世界で最も優れたSEである皆さんが、技術やコミュニケーション能力にさらに磨きをかけ、地域のリーダーとしてサービス活動を牽引されることを期待しています」と述べ、参加者全員の健闘を称えました。


世界200以上の国と地域で製品を販売する当社では、お客様により安心して製品をご使用いただけるよう、世界中で高品質なサービスを均一に提供できる体制の構築を進めております。今後、コンテストに参加したSEだけでなく、世界中のSEがオンラインでメンテナンス技術に関する情報や個別ノウハウを共有して、日常的に協力できるシステムの整備を進めることで、ローランド ディー.ジー.グループ全体でより一層充実したカスタマーサービス・サポート体制を構築してまいります。

世界大会の模様や受賞者の詳細は、以下のウェブサイトをご参照ください。
http://www.rolanddg.co.jp/se2015.html


*ローランド ディー.ジー.ケア 認定SEについて
当社のSEとして、一定の能力水準に達していることを認証する制度。認定SEになるには、製品構造を深く学ぶことはもちろん、製品の設置、修理、点検およびメンテナンスを行うためのトレーニングを受講し、最終的には、当社が行う実技・筆記試験に合格する必要があります。


■ローランド ディー.ジー.株式会社について
ローランド ディー.ジー.株式会社は、XYZ軸の制御技術を元に、業務用インクジェットプリンターやカッティングマシンを中心とするカラー事業と、3次元切削加工機や彫刻機を中心とする3D事業を展開しています。カラー事業の分野では、1台のプリンターで、印刷と同時にイラストや文字などの輪郭を切り抜くことができる「Print&Cut」技術の先駆者であり、広告看板を製作するサイン業界などでインクジェットプリンター「SOLJET」「VersaCAMM」シリーズや、カッティングマシン「CAMM-1」「STIKA」シリーズを展開し、世界トップブランドとして市場をリードしています。近年では、幅広い用途での印刷に対応するUV-LEDプリンター「VersaUV」シリーズや、布地への印刷に特化した専用プリンター「Texart」シリーズをラインナップに加え、デジタル印刷の可能性を広げています。
一方3D事業の分野では、「デスクトップ・ファブリケーション(机上工場)」コンセプトの下、人々のイメージをカタチにするデジタルものづくりツールとして、3次元切削加工機「MDX」シリーズや、デジタル彫刻機「EGX」シリーズ、3Dプリンターと切削加工機の組み合わせでプロフェッショナルのものづくりを支援する「monoFab」シリーズなどを展開しています。2010年には、歯科技工用ミリングマシンでヘルスケア業界に参入し、「Easy Shape」ブランドの下、精巧な加工技術とデジタルソリューションで、業界のワークフローを変革しています。

※ 本プレスリリースに記載の社名、製品名は各社の登録商標または商標です。

■会社概要
商号  : ローランド ディー.ジー.株式会社
設立  : 1981年5月1日
本社  : 〒431-2103 静岡県浜松市北区新都田1-6-4
代表者 : 取締役会長兼社長 冨岡 昌弘
資本金 : 3,668,700,000円
      東京証券取引所市場第一部上場
URL   : http://www.rolanddg.co.jp/
事業内容: コンピュータ周辺機器の製造および販売

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