テネコがバリシップ 2015 で船舶用の新しい大型エンジン SCR システムを展示

プレスリリース発表元企業:Tenneco

配信日時: 2015-05-19 08:00:00

テネコがバリシップ 2015 で船舶用の新しい大型エンジン SCR システムを展示

ディーゼル排気後処理システムにスートブロワを装着、NOx 削減と触媒性能の向上を実現

(今治、日本)- (ビジネスワイヤ)-- クリーンエア排気後処理テクノロジーの世界的なメーカーであるテネコ (NYSE: TEN) は、5 月 21 日~ 23 日に今治で開催されるバリシップ 2015 で、尿素噴射制御、液体操作、触媒ソリューションを含む、選択還元 (SCR) 排気後処理フルシステムを展示します。このシステムには、スートブロワのオプションが組み込まれ、高硫黄燃料の使用時や低排気温度レベルでのエンジンの動作時の、NOx 削減の効果と総合的な触媒性能が保証されています。

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バリシップ 2015 で、テネコは船舶および大型エンジン用の新しい大型エンジン選択還元 (SCR) システムを紹介しました。このシステムの高性能な噴射制御機能と、リモートマンマシンインターフェース ( ... バリシップ 2015 で、テネコは船舶および大型エンジン用の新しい大型エンジン選択還元 (SCR) システムを紹介しました。このシステムの高性能な噴射制御機能と、リモートマンマシンインターフェース (HMI)制御パッドは、エンジンメーカー、造船業者がシステム設計、インストールを行う際に最大限の柔軟性を提供します。

テネコの SCR 排気後処理システムは、最大 7,500 kW、または 10,000 hp の船舶エンジン向けに設計された噴射制御ソリューションを備えています。このシステムにより、補助および推進エンジンのEPA Tier IV および IMO Tier III の規制要件を満たすことができ、専用の高性能噴射機能、高精度の液体供給ポンプ、カスタマイズ可能なリモートモニタリングおよびコントロール機能は、液体尿素の正確で信頼性の高い供給を可能としています。

組込みスートブロワは、舶用ディーゼル油 (MDO) や重油 (HFO) などの幅広い高硫黄燃料で使用できるように設計されており、灰とすすによって触媒がブロックされることを防ぐことにより、SCR 排気後処理システムの安定したエミッション削減性能を実現しています。その結果、システムの寿命を通じてより効果的な NOx 削減と総合的な触媒性能の向上が達成されます。

「当社は重要な船舶規制要件を満たし、全世界の船舶市場の顧客が求める性能を提供するディーゼルエンジン排気後処理ソリューションの開発に取り組んでいます」とテネコの最高技術責任者、Timothy Jackson 氏は語ります。「SCR システムは船舶推進および補助エンジンに簡単に組み込むことができます。その容易さこそ、テネコのフルシステム統合に関する経験を実証するものです」

SCR システムの特徴

SCR システムのモジュール型設計により、 幅広いエンジンサイズに対応しシームレスな統合が可能になり、電子制御もしくは機械式のエンジンと連動できます。耐久性の高さは実証済みであり、どのコンポーネント部品も保守とサービスが容易で、特殊な工具は不要です。

噴射制御ソフトウェアを搭載した液体供給システムは、複数の噴射ポイントとセンサーを管理可能です。このシステムは最長 120 メートルの尿素供給ラインをサポートしているため、幅広い取り付けオプションが可能になります。エアレス尿素噴射により、高い噴射精度と一貫性が得られるだけでなく、特別な圧縮空気が不要になります。

このシステム固有の Human Machine Interface (HMI) は、液体供給ボックスの前面からアクセスするか、タッチスクリーンタブレット経由で遠隔操作できます。使いやすいインターフェースによって、内蔵の診断機能を利用し、NOx 削減性能や尿素濃度などのすべてのシステムパラメータをリアルタイムに監視し、管理できます。

テネコの大型エンジン SCR システムは、ABS (American Bureau of Shipping)、DNV GL (Det Norske Veritas Germanischer Lloyd)、CCS (China Classification Society)、KR (Korean Register of Shipping)、Class NK (Nippon Kaiji Kyokai) などの主要な船級協会の要件を満たすように設計されています。このシステムは現在、船上での試用段階にあり、今年の後半には生産が開始される予定です。

グローバルな設計および製造能力

テネコは世界 7 ヶ国にクリーンエアエンジニアリングセンターを開設しており、横浜にある日本テクニカルセンターもその 1 つです。テネコは 1973 年から日本で事業を展開してきました。2012 年には日本初となる製造工場を大阪に開設し、ディーゼル排気後処理システムを日本顧客向けに提供しています。北米、ブラジル、ヨーロッパ、インド、中国、韓国、日本におけるトラックおよびオフロードプログラムの増加に対応するテネコのグローバルなクリーンエア製造ネットワークが大阪工場によってさらに強化されました。

2014 年に、中国の昆山に技術センターを新たに開設し、船舶、機関車、陸上発電の用途に使用される高馬力エンジン向けのディーゼル排気後処理システムをサポートしています。さらに、昆山技術センターは、アジアにおけるトラックおよびオフロード市場向けのクリーンエア製品および技術における設計、開発、製造戦略を担っています。

テネコ社は、イリノイ州レイクフォレストを本拠とする 84 億ドル規模のグローバル製造企業であり、全世界に約 29,000 人の従業員を擁しています。自動車と商用車の OEM 市場とアフターマーケット向けにクリーンエアとライドコントロールに関する製品とシステムの設計、製造、販売を行っている世界最大規模の企業です。テネコの主要ブランドは、Monroe®、Walker®、XNOx™ 、Clevite®Elastomer です。



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