トレンドフォース:ウェアラブルデバイスが2015年のサファイア市場の需要増の主因に

プレスリリース発表元企業:TrendForce

配信日時: 2014-06-12 17:43:00



(台湾・台北)- (ビジネスワイヤ) -- トレンドフォース調査部門のLEDinsideによる最新レポート「2014年世界サファイア市場レポート」によれば、2014年末に発売予定のアップルのアイウォッチ(iWatch)のカバーガラスにサファイアが使われた場合、世界のサファイア需要の6パーセントを占めることになります。

アップルのウェアラブルデバイスにサファイア使用の可能性

LEDinsideの調査によれば、2014年末に発売予定のアップル・アイウォッチにはサファイア材料が使われる見込みです。サファイアは硬く、傷つつきにくく、従来の高級腕時計のカバーガラスに長年使われてきました。しかし、ハンドヘルド機器市場の膨大な需要は、100万台程度の少量生産の高級腕時計とはまったく対照的です。つまり、ベルヌーイ法が必要な従来のサファイア製造方法ではハンドヘルド機器の膨大な需要に対応することはできません。アイウォッチの仕様から判断すると、特殊なタイプのサファイア・インゴットを製造しない限り、後の段階での処理やデザインに対応することはできません。このことから、アップルにとってはサファイアのサプライチェーン構築が必要なことが分かります。

アイウォッチの販売数が2015年のサファイア需要を左右

最初のアップル・アイウォッチには男性用と女性用があり、カバーガラスは完全にサファイアだと言われています。アイウォッチのディスプレーは男性用が1.66インチ、女性用が1.33インチです。もし2014年にアイウォッチの需要が500万台に達すると、サファイア需要の約6パーセントを占めることになります。2015年のアイウォッチの出荷総数について、業界関係者の意見はさまざまです。2015年第1四半期に向けてのアイウォッチの在庫は1300万台に達していると言われています。もし販売が想定を上回ると、2015年の出荷数は楽観的市場予測である6000万台に達する可能性があります。その場合はアイウォッチのサファイア使用量が世界のサファイア消費量の27パーセントを占めることになり、2015年の前年比の伸びは129%となります。

レポート全体は以下をご覧ください。

http://press.trendforce.com/press/20140610-1395.html

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