「土屋鞄」革製品のリユース事業に本格参入

プレスリリース発表元企業:土屋鞄製造所

配信日時: 2022-05-12 09:50:00

自社バッグを引き取り再販売、毎年実施専門の職人が修理、価格は定価の半額から

革製品を製造販売する老舗、(株)土屋鞄製造所(東京都足立区)は、古くなった当社の革製バッグを無料で引き取り、職人が修理して再販売するリユース事業に、2022年6月から本格参入します。



今年から毎年、製品を引き取る期間を設け、修理した製品を店頭にて期間限定で再販売します。価格は最大で定価の半額に抑えます。販売後は、新品と同様の返品保証・修理サービスを付け、アフターサービスも万全の体制を整えます。

集めた製品は、リユース専門の当社職人が東京・西新井の工房で丁寧に修理、メンテナンスします。バッグの状態に応じて、クリーニングや保革、補色といった革のメンテナンスのほか、内装の張り替えや破損パーツ(ファスナー等)の交換、糸のほつれ直しなどを行います。

バッグの提供者には1回の引き取りにつき当社の全店舗とオンラインストアで大人向け鞄の購入時に利用できる20%の割引クーポンを用意し、買い替えを検討する方へのメリットとします。

今年の製品の引き取りは、2022年6月と10月の2カ月間行い、全国14店舗と配送(当社着払い)で対応します。販売は2022年9月から12月にかけて2回、一定期間を設ける予定で、東京と大阪の当社2店舗で行います。

2023年以降は、リユース対象製品をバッグ以外の財布やキーケースといった小物にも広げていく計画のほか、引き取りと販売の期間延長、販売店舗の拡大、他社の革製品の取り扱いも検討していきます。
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上は引き取った製品(ビフォー)と修理後(アフター)の比較、下は“修理専門”の職人が作業する様子。
革の風合いなど経年変化で、全て異なる“一点物”、中には、限定生産品や廃番品などのレアアイテムも。


経年変化で革の風合いが異なる“一点物”、価格は定価の最大半額

今年(2022年)のバッグの無料引き取りは、6月1日(水)から6月30日(木)までと10月1日(土)から10月31日(月)までの2回、大人向け鞄を扱う全国14店舗と配送(当社着払い)で対応します。

リユース品の販売期間は2回設け、9月から10月頃と、11月から12月頃を予定しています。販売場所は東京都・中目黒と大阪府・大阪市(グランフロント大阪)のランドセル専門店「童具店」2店舗で、店内に専用コーナーを設ける期間限定のポップアップストアをオープンします。

価格は定価の半額から75%程度に抑える予定です。
リセールするアイテムは、経年変化で革の風合いなどが全て異なる一点物なのがウリです。一つの物を、末永く良い状態で使い続けていただく、“革製品”ならではの取り組みです。

試験運用では目標の約6倍の点数が集まり、今年から事業化


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当社は昨年(2021年※)、リユースビジネスの事業化に向けてテストマーケティングを実施したところ、目標の100点を大きく上回る580点のバッグを1カ月間で引き取るなど反響を得ました。(※引き取り10/1-10/31、販売11/19-12/19に実施) 引き取りサービスを利用したお客様の9割が「満足」とアンケートで回答し、中には「自分のかつての愛用品が、職人の手で生まれ変わり、他の方がまた愛用してくれると思うと本当に嬉しい」といった声もありました。

再販売数は約150点となり、トートバッグやショルダーバッグ、ボストンバッグなど豊富な品揃えで、購入者からは「状態がとても綺麗で、驚いた」「良い味わいが出た状態のバッグを購入できて嬉しい」と、好評のうちに終えました。

今回、試験運用の検証を進め、製品の引き取りおよび販売を、毎年行う継続的な事業として展開していくことを決定しました。今年は一年間で、昨年の約2.5倍となる1400点のバッグを集め、360点のリユース販売で1000万円の売り上げを目指します。

SDGsの「つくる責任、つかう責任」を…フリマアプリでの出品・購入と差別化

当社のリユースサービスは、使わなくなった製品を職人の手で丁寧に修理することで、良い状態を保ち、より長く使えるようにして次の方にバトンタッチできます。そのため、お客様は確実にメンテナンスの行き届いたリユース品を手に入れていただけます。そこが、フリマアプリやリサイクルショップなどでの出品、購入とは異なる大きなポイントです。国連のSDGs(持続可能な開発目標)のうち「つくる責任、つかう責任」を、当社とお客様とで果たせるようなサービスとして提供します。

昨年、製品回収にご協力いただいたお客様からも、エシカルな行動につながると好評で、例えば、「十分使える鞄をフリマアプリへの出品やリサイクルショップへの売却を考えていたところ、キャンペーンを知った。どなたかに再利用していただくにも、土屋鞄でチェックいただいて販売されるのであれば、それに越したことはない」「買取店ではなく、土屋鞄でリペアした上で、リユースでもほしいと言っていただける土屋鞄ファンの方にお渡しできるなら、これ以上のことはありません」といった声を頂きました。

サステナブルな新事業で2026年に年間売り上げ5億円へ、リメイクも計画中


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アパレル業界では今、サステナブルなファッションへの意識が急速に高まり、環境に配慮した素材を使用した製品の開発や、使い終わった衣料品の回収・再利用の対応を、各社が本格化させています。

そうした中、当社は今回の「リユース」に加えて、リメイク、リペア(修理)を加えた3本を柱とするサステナブルなプロジェクト「CRAFTCRAFTS(クラフトクラフツ)」を、今年(2022年)4月1日に立ち上げています。
引き取った製品を当社の職人が新たな鞄や小物、雑貨などにリメイクして販売する“アップサイクルビジネス”や、店頭でのリペア(修理)サービスを検討しており、製品をより長く使い続けていただける環境を整えます。

今後は、修理やリメイク専門の職人も採用・育成していく計画です。
そうして2026年までに、新プロジェクトの年間売上高を5億円にする目標です。

東京・西新井の工房で、職人が丁寧に修理・メンテナンス                     革の補色から糸のほつれ直し、破損パーツの交換や除菌加工も

革製品の「修理」は“解体して組み立て直す”ため、「新品の製造」とは全くの別物です。そのため、修理専門の技術を身に付けた熟練の職人たちが、西新井の当社工房でリユース事業に取り組みます。

バッグの状態に応じて、クリーニングや保革、補色といった革のメンテナンスのほか、内装の張り替えや破損パーツ(ファスナー等)の交換、糸のほつれ直し、除菌加工を行い、綺麗な状態に戻します。
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上の写真は修理の様子。製品の状態をみて、修理しても再販売できない物も引き取ります。廃棄せず、今後のリメイク製品の素材として活用するほか、スタッフの育成教材として、修理の練習用に再利用します。
またリユースアイテムには、「土屋鞄」の製品であることの認定書(写真下)も付け、どのような“再生”を行ったのかを記載します。
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修理のイメージ。左がビフォー、右がアフター。
傷みやすいバッグのハンドル(持ち手部分)もここまで綺麗に。また破損した金具は交換を行います。

製品引き取りについての概要

・引き取り
【1回目】 2022年6月1日(水)~6月30日(木)

・期間
※クーポン有効期限:2022年6月1日(水)~9月30日(金)
【2回目】 2022年10月1日(土)~10月31日(月)
※クーポン有効期限:2022年10月1日(土)~2023年1月31日(火)
※今年(2022年)から、毎年2回、レギュラーサービスとして実施予定

・対象製品
土屋鞄製造所製のバッグ(今後、対象製品を拡大していく予定です)
※外装と内装にひどい汚れ、破れがあるもの、バッグ製品本体の半分を超える範囲の革に、色褪せや傷、擦れがあるものは、引き取り対象外とさせていただきます

・引き取り方法
◇配送:「土屋鞄製造所」 自社オンラインストアで受け付け
URL:https://tsuchiya-kaban.jp/pages/re-use  
※詳細は5/13(金)9:30にアップ予定
※製品引き取りのお申し込みページは6/1(水)10:00にアップ予定
―送付先:西新井本店(東京都足立区西新井7-15-5)
―配送方法、梱包方法:指定はございません。 ※送料は当社負担
◇店頭:「土屋鞄製造所」 (国内14店舗)
西新井本店 東京都足立区西新井7-15-5
丸の内店 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸ビル4F
渋谷店 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア11F
六本木店 東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン ガレリア3F
日本橋店 東京都中央区日本橋室町3-2-1 コレド室町テラス 1F
自由が丘店 東京都目黒区自由が丘2-6-19 1F
横浜店 神奈川県横浜市中区日本大通18 KRCビル1F
鎌倉店 神奈川県鎌倉市由比ガ浜1-10-2
名古屋店 愛知県名古屋市中村区名駅4-7-1 ミッドランドスクエアB1F
軽井澤工房店 長野県北佐久郡軽井沢町発地200
梅田店 大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館1F
神戸店 兵庫県神戸市中央区山本通3-14-14 1F
京都店 京都府京都市中京区堺町通姉小路下ル大阪材木町690-3
福岡店 福岡県福岡市中央区今泉1-18-22-1 季離宮アネックス1号室

・クーポン券概要
お品物の確認が取れ次第、土屋鞄の全国の店舗とオンラインストアで利用できる20%オフのクーポンコードを発行し、メールにてご案内します。割引の対象は大人用バッグ製品(新規購入)です。(割引上限額は5万円まで)
※送付するクーポンは1回の引き取りにつき1枚(複数点の同時引き取りでも同じ)

・備考
引き取りを行う店舗は、本資料の発表時点(2022年5月13日)の情報です

・一般問合
お客様サポート係Tel :0120-907-647(平日10:00~17:00) ※年末年始休業・臨時休業あり

販売についての概要

・期間
【1回目】 2022年9月~10月頃を予定
【2回目】 2022年11月~12月頃を予定
※今年(2022年)から、毎年のレギュラーイベントとして開催予定

・店舗・住所
【土屋鞄製造所 童具店・中目黒】 東京都目黒区青葉台3-19-8  ※定休日:火曜日
【土屋鞄製造所 童具店・大阪】 大阪府大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪 南館6F

・一般問合
03-3463-8871 (土屋鞄製造所 童具店・中目黒)
06-6131-5933 (土屋鞄製造所 童具店・大阪)

・備考
 ・販売は1回目、2回目ともに約3週間を予定していますが、製品がなくなり次第終了します
 ・販売期間が年末になった場合、休業日がございます
 ・「童具店・大阪」の休業日は、「グランフロント大阪」の休館日に準じます

「時を超えて愛される価値をつくる」のミッションで展開
土屋鞄のサステナブルなプロジェクト「CRAFTCRAFTS(クラフトクラフツ)

「土屋鞄製造所」は、ランドセルと鞄や小物などの革製品を製造販売する老舗鞄メーカーです。「時を超えて愛される価値をつくる」をミッションに掲げ、1965年の創業以来、製品の企画から販売まで一貫して行い、日本の感性と職人の丁寧な手仕事を大切に、お客さまの暮らしに寄り添うものづくりに取り組んでいます。

この思いのもと、革製品を丁寧にお手入れし、人や世代を超え、より長く使い続けていただくための、リユース・リメイク・リペア(修理)の3本を柱としたサステナブルなプロジェクトを新たにスタートします。プロジェクト名は、「CRAFTCRAFTS(クラフトクラフツ)」。「craft(=つくる)」を繰り返すことで、当社の“100年保証”の志を表現しています。これまでのサステナブルな当社の主な取り組みは、以下の通りです。
【プロジェクトについて】 https://tsuchiya-craftcrafts.jp/ (※詳細は5/13(金)9:30にアップ予定)

―革製品、長く使って!無料の「お手入れサービス」を国内14店で実施
当社は、ブラッシングやオイルケアなどの手入れを店頭で行う無料サービスを、2020年12月から、大人向け鞄を取り扱う国内14店の「土屋鞄製造所」で実施しています。サービス対象は、当社の大人向け鞄取り扱い店舗の皮革製品全てです。
自社の革製品をこれまで以上に長くご愛用いただくための取り組みです。
革に精通した店舗スタッフが、革の乾燥状態やキズの具合を見極め、馬毛のブラシなど専用の道具を使い、ブラッシングやオイルケアなどの手入れをします。

―専門職人による修理サービスも、革の補色から破損パーツの交換、除菌加工など充実の内容
当社では、製品をより長く、綺麗にお使いいただけるよう、専門の職人による修理サービス(有料)も行っています。
今回のリユースサービスのように、バッグの状態に応じて、クリーニングや保革、補色といった革のメンテナンスのほか、内装の張り替えや破損パーツ(ファスナー等)の交換、糸のほつれ直し、除菌加工を行い、綺麗な状態に戻します。お客様の要望にさらに応えるため、2022年3月末からは新たに、バッグの色にあわせた塗料を塗り重ねる「補色」のメニューを追加しています。
※修理サービス詳細(受付方法、作業内容など):https://tsuchiya-kaban.jp/pages/repair-service

―6年間の思い出を形に…ランドセルのリメイクサービス
土屋鞄製造所では、お使いになった自社製のランドセルを加工し、他の製品にリメイクするサービスも展開しています。高さ約15.5cmのミニチュアランドセルのほか、フォトフレーム、パスケース、ペンケース・キーチャームセット、タペストリーに作り替えられます。
新型コロナウイルスの影響で、卒業式などの行事が縮小する中、小物にリメイクして思い出として残したいという方から好評です。

土屋鞄製造所について

会社概要
・会社名:株式会社 土屋鞄製造所
・代表取締役社長:土屋成範
・所在地(本社):〒123‐0841 東京都足立区西新井7‐15‐5
・事業内容:オリジナルブランドでの皮革製品を中心としたランドセル、鞄・小物の企画・製作、及び販売。
【URL】 https://tsuchiya-kaban.jp

お客様お問い合わせ先
お客様サポート係
電話:0120-907-647(平日10:00~17:00)

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