本邦初の残存聴力活用型人工内耳、薬事承認取得

プレスリリース発表元企業:メドエルジャパン株式会社

配信日時: 2013-10-01 10:30:00

人工内耳システムの製造販売元であるメドエルジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:勝見 誠)は、2013年9月20日付で残存聴力活用型人工内耳(販売名:メドエル人工内耳EAS、以下 EAS(R))の薬事承認を取得しました。

この度承認を得たEAS(R)は、新しい人工内耳テクノロジーEAS(Electric and Acoustic Stimulation)により、従来の人工内耳の電気刺激機能に加え、音響刺激機能も兼ね備えた人工内耳システムで、補聴器では効果が十分に得られない、低音域に残存聴力を有する高音急墜型感音難聴の方に有効です。
高音域には電気刺激、低音域には音響刺激をそれぞれ行うことで、雑音下でも優れたきこえを提供します。
EAS(R)は体外機器の「オーディオプロセッサDUET2」と体内機器の「インプラントCONCERTO FLEX24」で構成されています。柔らかくしなやかで、かつ尖端部が細くなるよう、低侵襲性を追求したFLEX24電極は、低音域の残存聴力およびデリケートな蝸牛内部の組織を温存するのに有効です。

[注意事項]
EAS(R)については新医療機器であるため、保険収載までには相応の期間を要します。また承認条件として適切なトレーニングの受講が要求される場合があります。


医療機器承認番号:22500BZI00020000
販売名     :メドエル人工内耳EAS
構成品     :オーディオプロセッサDUET2
         インプラントCONCERTO FLEX24


【人工内耳システムについて】
人工内耳システムは、補聴器のように耳に掛けて音を拾い信号処理を行う「オーディオプロセッサ」と、側頭部に埋め込み内耳の蝸牛に挿入された電極から刺激を行う「インプラント」から成る医療機器で、補聴器では十分に聴力を補うことのできない方に用いられ、きこえを改善する効果があります。


【メドエルジャパン株式会社について】
メドエルジャパン株式会社は2001年に設立。MED-EL社製品の製造販売を行っています。

社名    : メドエルジャパン株式会社
代表    : 代表取締役 勝見 誠
所在地   : 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-1-20
        お茶の水ユニオンビル5階
国内総代理店: 日本光電工業株式会社
URL     : http://www.medel.com


【MED-EL Medical Electronics(本社:オーストリア)について】
1989年の創業以来、メドエルは日進月歩の発達を遂げる補聴援助機器の分野において、常に新しい技術を開発し、様々な難聴の原因に対応する機器を提供するスペシャリストです。
メドエルの聴覚インプラントは現在世界90カ国以上で多くの成人・小児に使用され、その装用者数は日々増え続けています。メドエルの使命はコミュニケーションの障害となっている難聴を克服することです。そのために、世界中の難聴者一人一人に向けて、質の高いインプラントをこれからも提供し続けます。

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