「人身取引」について【参考記事のご紹介】

特定非営利活動法人アーユーハッピージャパン（東京都渋谷区　代表理事 池本克之）は、特定非営利活動法人ポラリスプロジェクトジャパンと共同で、有志のボランティアによる人身取引問題をなくすための活動「Pink Candle Project」を推進しています。

一般に人身取引は身近なものではないと思われるかもしれません。
しかし、現在の日本でも人身取引は重大な問題として存在しているのです。
その現実を特定非営利活動法人ポラリスプロジェクトジャパン代表の藤原さんの記事とともにご紹介させていただきます。


【人身取引とはどういう問題なのか】
かつての人身取引は、貧困国での子どもの売買、奴隷制度に基づく奴隷貿易といったものを指していました。
しかし、現代の人身取引は、より巧妙で、多様化、複雑化しており、過去の奴隷制と同様、自由を奪われた状態で生きざるを得ないという不幸な人を多く生み出してしまっています。
2012年に発表された国連の統計だけでも、世界において2700万人が奴隷的生活を強いられていると報告されています。


【現代社会で問題となっている人身取引】
現在、問題となっている人身取引は主に3つあります。
1つは「性的目的の人身取引」、
もう1つは「臓器売買目的の取引」、
そして3つ目が「労働目的」、
すなわち暴力や詐欺という手段で、その労働力や金銭を搾取するというものです。
特定非営利活動法人ポラリスプロジェクトジャパンは、「性的目的の人身取引」に特化し活動しています。
約8年間の活動の中で2,600件以上の相談に対応し、130人以上の被害者救済支援をしてきました。


性的目的の人身取引は海外だけではなく、日本でも直面している重大な問題でもあります。
夜の繁華街で見かけるアジア各国の女性達が、実は騙されて日本に連れて来られ、性風俗産業への従事を強要されているといった事実は本当に多く存在しています。

残念ながら、この現実は多くの日本人にはまだ知られていません。
この事実の認知度を向上させるためにPink Candle Projectは存在しています。


より詳しい内容は、特定非営利活動法人ポラリスプロジェクトジャパン代表の藤原志帆子さんのインタビュー記事からご覧ください。

■日経ビジネス「性風俗産業に潜む『人身取引』という闇」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20121102/238972/?rt=nocnt


これからもAre You Happy？Japanは設立時の理念のもと、皆さまのご期待に添えますよう精一杯活動していく次第です。
今後とも、活動へのご理解と温かいご支援をよろしくお願いいたします。



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