豪ドル週間見通し:下げ渋りか、豪準備銀行の政策金利は現状維持の公算

2025年3月29日 14:02

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記事提供元:フィスコ

*14:02JST 豪ドル週間見通し:下げ渋りか、豪準備銀行の政策金利は現状維持の公算
■強含み、商品価格の上昇を意識した豪ドル買いも

今週の豪ドル・円は強含み。米関税措置は世界経済の不確実性を高めるとの見方は変わらず、リスク回避的な豪ドル売りが一時優勢となった。しかしながら、金、原油など商品価格の上昇を好感した豪ドル買いが強まり、豪ドル・円は一時95円台半ば近辺まで買われた。取引レンジ:93円50銭-95円40銭。

■下げ渋りか、豪準備銀行の政策金利は現状維持の公算

来週の豪ドル・円は下げ渋りか。豪準備銀行(中央銀行)は4月1日に政策金利を発表する。直近における雇用やインフレのデータを基にすると、現状維持の可能性が高い。声明で追加利下げの必要性について言及しなかった場合、リスク回避的な豪ドル売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・4月1日:豪準備銀行政策金利発表(現行:4.10%)

予想レンジ:93円00銭-96円00銭。《FA》

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